スポーツが生み出す地域の一体感
秋晴れの空のもと、スポーツの熱気がますます高まる季節となりました。全国各地で熱戦が繰り広げられる中、NSGグループの各チームも素晴らしい活躍を見せてくれています。新潟医療福祉大学男子サッカー部は総理大臣杯で準優勝を果たし、開志国際高校ラグビー部は2年ぶりの新潟県大会優勝を飾り花園への出場を決め、JAPANサッカーカレッジは全国社会人サッカー選手権大会で初優勝を達成しました。また、アルビレックス新潟はJリーグYBCルヴァンカップで初の決勝進出を果たし、11月2日(土)国立競技場で名古屋グランパスと優勝をかけて戦います。
JSCの全国社会人サッカー選手権大会優勝とJFL昇格に向けた挑戦
今年6月、天皇杯でJ1の強豪・名古屋グランパスを破るジャイアントキリングを成し遂げたJAPANサッカーカレッジが、またもややってくれました。今度は第60回全国社会人サッカー選手権大会で見事に優勝を果たし、地域チャンピオンズリーグへの出場権を手にしました。この大会は、JFL昇格につながる大会で、今後に向けた重要な一歩となります。
またJSCは、このように大会成績において全国から注目を浴びておりますが、単に強いチームを目指すだけの学校ではありません。トレーナーやコーチ、審判、クラブスタッフなどサッカーのあらゆる職業を目指す人材を育てる専門学校として、日本のサッカー界にたくさんの人材を輩出してきました。Jリーグ60クラブ中59クラブに卒業生が在籍し、各地域でサッカーを通した地域づくりに取り組んでいます。(こちらの記事もご覧ください「日本で唯一のサッカー総合専門学校JAPANサッカーカレッジ」)
アルビレックス新潟サポーターが国立競技場をオレンジに
アルビレックス新潟は、11月2日(土)に開催されるルヴァンカップ決勝に、クラブ創立以来初めて進出し、サポーターを中心に今シーズン掲げた目標の“てっぺん”まであと一つと応援の機運が高まっています。その熱気は、試合当日の新幹線臨時便の指定席が即完売するほどの盛り上がりを見せています。ルヴァンカップ決勝で勝利することができれば、アルビレックス新潟は悲願の初タイトル獲得となります。
準々決勝進出あたりから、アルビレックス新潟の快進撃は地域の話題として盛り上がり始め、決勝進出が決まるとさらに熱気が広がってきました。
当日は、新潟サポーターが集い、国立競技場をオレンジ色に染め、歴史的な初タイトルを期待し、選手たちの背中を後押ししてくれることでしょう。
この盛り上がりは、アルビレックス新潟が地域の皆さんにとって大切な存在として愛され、支えられていることを象徴していると感じます。
スポーツで育まれる地域の一体感
アルビレックス新潟やJAPANサッカーカレッジをはじめとする、地域に根ざし、支えられているチームの活躍を目にするといくつか感じることがあります。チームと選手たちは地域の人々やサポーターの応援に持てる力を最大限発揮して応えようとし、地域の人々を盛り上げ、活性化させる好循環を生んでいるように感じます。また、選手の努力する姿や精一杯頑張る姿は人々に感動を与え、自分も明日から頑張ろうと、私にとっても励みになっています。さらに、私たちも「共に戦う」という気持ちで応援に力を注ぐことで、一体感が生まれ強い結束が育まれていきます。スポーツが持つ力は、地域に明るい話題を提供し、地域の人々の心を一つにすることにあると改めて感じます。
また、スポーツは観戦や応援だけのものではありません。試合やイベント開催時にボランティアスタッフとして参加したり、スポーツを通じて交流が生まれることもあります。このようなスポーツに関連する活動や交流を通して、地域の絆がより深まり、明るく豊かな地域に繋がっていくものと思います。
地域の期待を背負い挑む決戦の場
アルビレックス新潟が戦うルヴァンカップ決勝はいよいよ明日11月2日に開催され、JSCが参加する地域チャンピオンズリーグは11月8日から始まります。
新潟県のサッカー界には、「あと一歩」のところでタイトルに届かず悔しい思いをした経験が幾度もあります。例えば新潟医療福祉大男子サッカー部は、2023年全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)、今年の第48回 総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントで準優勝。アルビレックス新潟レディースは、過去4回の皇后杯で準優勝し、昨年のWEリーグクラシエカップ決勝でもあと一歩及ばず準優勝。その「あと一歩」を超える瞬間が目の前に迫っています。アルビレックス新潟もJAPANサッカーカレッジも、それぞれの目標に向けて全力で戦い、素晴らしい結果を残してくれることを心から願っています。
私もアルビレックス新潟の悲願の初タイトル獲得の場に立ち会い、国立競技場で全力で声援を送ります。さあ、共に“てっぺん”へ! 〆