ラスボスのキセキ ~NSG美術館で小林幸子さんの衣裳展を開催~
ふるさと新潟が誇る、日本を代表する歌手・小林幸子さん初の衣裳展を、NSG美術館で開催しています。3月20日に開幕した「芸能生活60周年記念 小林幸子 ふるさと凱旋衣裳展 〜ラスボスのキセキ〜」は、長きにわたり日本の歌謡界を牽引してこられた小林幸子さんの軌跡をたどる初の衣裳展です。
この衣裳展では、NHK「紅白歌合戦」をはじめとする数々のステージで披露された壮麗な衣装の実物が一堂に会します。テレビやインターネット、写真などでしか見ることのできなかった実物衣装の圧巻の迫力を、間近でご覧いただけるまたとない機会です。また、小林幸子さんの軌跡を振り返るパネル展示も合わせてご覧いただけます。
新潟での開催ということもあり、地域の皆さまにとっては、小林幸子さんとふるさと新潟との深いつながりを改めて感じていただける貴重な催しとなっています。

挑戦し続ける「ラスボス」の精神
小林幸子さんは、華やかなステージ衣装とともに、力強く情感あふれる歌声で多くの人々を魅了されてきました。NHK「紅白歌合戦」に34回出場し、2013年には新潟県民栄誉賞も受賞されています。近年では、ニコニコ動画やYouTube、TikTokといったオンラインメディアにも積極的に進出され、若年層からも熱い支持を集めています。こうした常に挑戦を続ける姿勢こそが、世代を超えて多くのファンに愛され続ける理由の一つだと言えるでしょう。
本衣裳展のキービジュアルに添えられたメッセージには、「思い込みを捨てようよ。思い付きを拾おうよ。駄目だったら駄目。でも、やってみよう。」という小林幸子さんの挑戦し続ける姿勢が力強く映し出されています。この言葉には、常に新しいことにチャレンジし、前進し続ける強い意志が込められており、私自身も非常に共感する考え方です。そして、その精神を実践されている姿は、多くの方々が新たな挑戦に踏み出す際の大きな力になっているのではないでしょうか。本衣装展では、小林幸子さんの変化や進化の歩みを、衣装や貴重なデザイン画、そして60年におよぶキャリアを振り返るパネル展示を通じて、間近にご覧いただけます。

感謝とともに、さらなるご活躍を願って
この度の衣装展が新潟で開催できましたのは、小林幸子さんのふるさとへの深い愛情と、株式会社幸子プロモーション様をはじめとする関係者の皆さまの多大なるご尽力の賜物でございます。
NSG美術館では、地元新潟の作家による作品や、NSGグループの専門学校卒業の作家の作品を中心に展示しています。この衣装展をきっかけに、より多くの方々に新潟の文化と芸術にも触れていただく機会になればと願っております。
また、本衣装展の入場料の一部は、新潟をはじめとした能登半島地震の被災地支援のために寄付されます。こうした取り組みにも、小林幸子さんのふるさとへの想い、そして社会に対する温かなまなざしと貢献の姿勢が表れており、深い敬意を抱かずにはいられません。
結びに、小林幸子さんのさらなるご活躍とご健勝を心よりお祈り申し上げるとともに、多くの皆さまに本衣装展に足を運んでいただき、新潟が誇る“ラスボス”の軌跡をご堪能いただければ幸いです。 〆