新潟食料農業大学開学【コラム158】

新潟食料農業大学は4月7日(土)に第一回入学式を挙行し、新入生を迎えました。4月第2週目から授業がスタートし、キャンパスには若者達がいきいきと学ぶ様子が見られ、「食」や「農」の分野の明るい未来を期待させてくれます。こうして開学を迎えることができましたのも、皆様からの多大なるご支援の賜物と厚く御礼申し上げます。

新潟の農業や食品産業は日本トップクラスの存在ですが、それを更に成長していくためには、食や農の分野を担いビジネスとして発展させることができる人材の育成が必要です。新潟食料農業大学では食料産業学部を設置し、「食」「農」「ビジネス」を一体的に学ぶ、従来の農学とは異なる、時代が求める教育を行ってまいります。一期生は学生の半数以上が新潟県外の出身者でした。この大学に対する注目度の高さを感じています。入学した一期生の皆さんは、卒業後「食」と「農」のフィールドで活躍したいという目標を持って、自らの意思で本学を選んでくれたものと思います。それぞれが人生の目標に向かって歩む上で、本学で学ぶ4年間が有意義なものとなるよう、教職員一同全力でサポートしてまいりたいと思います。

また、新潟食料農業大学では地域と積極的に関わっていくために、「社会連携推進室」を設置しました。新潟の食や農の分野が更なる成長を遂げるためには、産官学が一体となって取り組むことが不可欠と考えます。本学が新潟における食・農分野の知の拠点として、産業発展や産業創出の一翼を担えるよう、大学を成長、発展させていきたいと思います。

NSGグループでは大学以外でも農業や食に関わる分野の事業を行っています。農業や園芸、バイオを学ぶ「Abio新潟農業・バイオ専門学校」や、食糧リサイクル肥料を使用して食材を作る循環型農業に取り組む「㈱アグリライフ(農地所有適格法人)」、ICTを活用したスマート農業に取り組む㈱ベジアビオ(農地所有適格法人)を運営しています。また、新潟市は国家戦略特区の農業特区に指定されていますが、その「農業生産法人の役員要件を緩和する特例」を全国で最初に利用して農業生産法人を設立した㈱ローソンファーム新潟の設立、運営にもNSGグループはかかわっています。
NSGグループは新潟食料農業大学をはじめとして、これからも様々な角度から、農業県である新潟の発展に寄与できるよう取り組んでまいります。                                                       〆