アルビレックスグループが第2回日本サービス大賞「地方創生大臣賞」を受賞【コラム162】

全7種目12チームで構成されるアルビレックスグループは、総合型地域スポーツクラブとして「第2回 日本サービス大賞」の「地方創生大臣賞」を受賞いたしました。平成30年6月28日(木)に都内ホテルで行われた表彰式にグループを代表して出席し、梶山弘志地方創生大臣から賞状と記念品をいただきました。
日本サービス大賞は優れたサービスを提供する企業・団体を顕彰するもので、サービスの受け手の期待に対する達成度やサービスをつくりとどけるしくみ、サービス産業の発展への寄与について評価されます。

アルビレックスグループは、男子サッカー、女子サッカー、男子バスケ、女子バスケ、陸上、野球、チアリーディング、レーシング、スノーボードといった7種目のスポーツでジュニアからトップチームまでを整備した日本で唯一のクラブです。各競技のトップチームは全国レベルで実績を残し、日本代表選手や世界で活躍する選手を輩出しています。2018ワールドカップロシア大会で活躍した酒井高徳選手(ブンデスリーガ・ハンブルガーSV)はアルビレックス新潟に以前在籍し世界へ羽ばたいた選手ですし、平昌オリンピック女子スノーボードで活躍したチームアルビレックスの藤森由香選手なども皆さんの記憶に新しいのではないでしょうか。また、アルビレックス新潟シンガポールやアルビレックス新潟バルセロナなど、海外で活躍するチームもあり、新潟からスポーツを通じて全国・世界へと繋がるクラブとして、新潟のブランディングにも貢献しています。

チームは“アルビレックス”というブランドを統一し、地域に根ざし、支えられてクラブを作り上げる「地域密着」という理念で経営しています。地域密着経営とは、かつて日本において主流であった企業スポーツのように、主となる親会社からの資金に頼って経営する形態ではなく、地元企業や地域の住民の方々からの小さい支援をたくさん集めることによって経営していく形態です。それぞれのチームは地域の人々から様々な支援をいただき活動を続けることで、皆様から「おらがチーム」と思っていただける度合いがますます強くなっているように感じます。

ブランドは各競技で統一していますが、競技毎に事業会社が異なり独立採算で運営されています。各競技の特色に応じた事業モデルを構築し、競技毎のサービス向上に繋げています。例えばサッカーやバスケットボール、野球はいずれも試合興行が事業の柱となった「観戦型」の事業モデルと言えますが、陸上はスクール事業やマラソンイベントの実施等が事業の柱となる「参加型」の事業モデルと言えます。

アルビレックスが多様な競技を展開したことにより、地域の子供達がそれぞれの志向や資質にあった競技を選ぶことができ、多くの地域の子供達がスポーツで夢を持つことができるようになりました。また、子供達に限らず老若男女問わず様々な地域の人々がスポーツに親しめる環境づくりに貢献しています。スポーツを「する」「観る」だけでなく、試合興行やイベント実施時にボランティアスタッフとして参加したり、スポーツを通じて新たな人と人との交流が生まれたりするなど、「支える」「繋がる」というニーズにも応えています。

この度いただいた「第2回日本サービス大賞 地方創生大臣賞」は、こうした地域密着型の運営を実現し、スポーツ文化の醸成と地方創生に貢献しているサービスであることが評価されたものです。この賞は各チームを支えてくださる皆さんと共にいただいたと感じています。今後ともより地域の皆様に愛されるチームとして発展して参りたいと思います。    〆