スタートアップを応援するNBCエンジェルファンド2号を設立【コラム175】

今年6月、NSGグループの事業創造キャピタル㈱は、スタートアップ企業に投資する「NBCエンジェルファンド2号投資事業有限責任組合」を組成し、エンジェル税制適用ファンドの認定を受けて間もなく投資を始める予定です。NBCエンジェルファンド2号は、エンジェル投資型のファンドで、個人投資家の方々と独立行政法人中小企業基盤整備機構にご出資いただいたもので、約3億5千万円でスタートし、今後さらに出資を募り4億円の規模にする計画です。主にシード、アーリーのステージの企業で、社会課題の解決や地方創生に資する事業を行う企業を対象に投資します。

このファンドの特徴は、出資した個人投資家にエンジェル税制が適用され所得税控除の税制上の優遇を受けることができるという点と、個人投資家が資金面の支援だけでなくメンターとして投資先ベンチャー企業に対してハンズオン支援を行うという点です。また、日本ニュービジネス協議会連合会(JNB)や全国各地のニュービジネス協議会(NBC)から投資先企業の育成に様々なご協力をいただく予定であります。こうしたファンドはエンジェル投資と似た性質を持つ面もありますが、一人ひとりの投資家から出資を集めることにより規模を大きくして、ベンチャー企業の資金ニーズを満たせる場合も増えるというメリットがあります。

日本のエンジェル投資は増加傾向にあるとの事ですが、米国に比べるとまだまだ規模が小さい状況です。かつての日本では、成功を収めた旦那衆が若い人の挑戦を支援して、次世代を育成するということが行われ、各地域を活性化させてきました。このファンドの運用を通じて、ベンチャー企業の成長を支援することは元より、エンジェル投資を啓蒙する役割も果たしたいと考えています。エンジェル投資型のファンド設立の流れが全国的に広がり、地方創生の動きが活発になることを期待しています。            〆