2020年の年頭にあたって【コラム178】
あけましておめでとうございます。2020年がスタートしました。年頭にあたり一言ご挨拶を申し上げます。
昨年の秋の叙勲において、はからずも旭日重光章の栄に浴することができました。これもひとえに、ご縁を結ばせて頂いた皆様の温かいご指導、ご厚情の賜であり心より感謝いたしますと共に厚く御礼申し上げます。
1976年にNSGグループを創業して以来43年間に渡り新潟や福島を中心に地域活性化に資する事業に取り組んで参りました。また、それと共にニュービジネス協議会の活動など全国各地の地方創生に繋がる社会活動にも積極的に取り組んでまいりました。この度の叙勲はそうした活動の延長線上にあり、受章させて頂いたのであろうと思います。
昨年末政府は、地方創生の最重要課題である東京一極集中是正の目標として、「2024年度に地方から東京圏への転入者と転出者を均衡させる」「2024年までの6年間の累計で地方の就業者を100万人増加させる」を掲げました。新潟県の2018年の転出超過は6901人と全国3番目に多い状況です。進学や就職を機に若い人が新潟を離れる事が多く、東京に負けない教育機関、魅力的な職場を増やすことに更に取り組まなければいけないと強く感じております。
NSGグループでは、今年4月に4校目の大学となる開志専門職大学を開学します。国によって55年ぶりに創設された新しい大学制度によるもので、高度な実践力と豊かな創造力を持った専門職業人の養成をする高等教育機関として、従来の大学と専門学校の長所を併せ持った大学です。また、34校目の専門学校となる三条看護・医療・歯科衛生専門学校(HOSP!)が開校します。三条市との共同事業により開校する地域の安心を支える人材を育成する専門学校です。(医)愛広会の豊浦病院では、6月に一般病床(60床)、9月に介護医療院(120床)を開設します。介護医療院とは、長期的な医療と介護の両方が必要な高齢者を対象とする、医療と介護、生活支援、住まいの機能を備えた新しいモデルの施設です。
今年もNSGグループは、幸福で豊かな社会の実現を目指し、新しい事業に全力でチャレンジしてまいります。
皆様におかれましても、幸多い一年となりますことを祈念しております。 〆