新潟駅南に民間PCR検査センターを開設【コラム192】

新型コロナウイルス感染症が全世界に広がり一年以上が経過しました。一部の地域に発令されていた2度目の緊急事態宣言は解除され、また、ワクチン接種もスタートしていますが、一方で変異株が国内に入ってきたり、人々の活動が活発になることなど、感染の再拡大へのリスクは常にあり、第4波への警戒を怠ってはいけません。
予断を許さない状態が当面続くwithコロナ時代においては、感染拡大防止と経済・社会活動の両立が重要なテーマで、非常に難しい事ではありますが、社会全体で取り組まなければいけない重要なポイントです。それらを両立させる上で、PCR検査を身近なものとして手軽に受けられるようにすることは必要な事の一つと考えます。

NSGグループでは、愛宕商事㈱が4月5日(月)に新潟駅南地域に「にいがたPCR検査センター」を開設いたします。昨年9月より、医療法人愛広会の新潟リハビリテーション病院や医療法人共生会の中条中央病院でPCR検査を受ける体制を整え、地域の皆様に利用していただいておりましたが、この施設では、手軽に、そして安価に検査を受けることができる自費サービスを提供します。このセンターを開設・運営するにあたっては、新潟リハビリテーション病院や中条中央病院と連携を行っています。

同センターが提供するのは、発熱等の症状がない方を対象とした検査サービスで、オンライン予約の上で店舗に来店し、検体(唾液)を採取し、検体受領後24時間以内に結果を通

知します。医療機関などと同等の検査機器を使用して検査を行いますが、この施設では医師の診断を伴いません。検査の結果として、感染の疑いが濃厚であることが分かりますが、直ちに感染と診断されるものではなく、別途医療機関での受診が必要となります。

感染予防にどれだけ気を配って過ごしても、活動を活発化させていくと共に、リスクは高まり、心配を感じる方も多いのではないかと思います。特にこの新型コロナウイルスは感染しても無症状であることもあり、いつどこで自分が感染しているかもわからないような厄介な感染症です。手軽にPCR検査を受ける事ができる環境を提供することで、そうした不安を解消することができます。積極的に検査を受ける事で、早期の治療に繋げたり、大切な家族や身の回りの方々に感染を拡げるリスクを下げる事にもなります。

民間企業によるPCRサービスは、首都圏や一部の大都市圏で提供されていますが、地方都市ではまだほとんど普及していません。withコロナの時代において安心して生活を送る上で、今後こうしたサービスの充実は欠かせないものと思います。まだコロナウイルスとの戦いは当面続きますが、にいがたPCRセンターが少しでも地域のお役に立てればと思います。                                                                                  〆