NSGグループの新卒採用の「経営者養成コース」から20代の社長が3名誕生【コラム203】
昨年8月から今年2月の間に、NSGグループで20代の社長が3名誕生しました。昨年8月に古町糀製造所の代表取締役に小畑宏樹さん(27歳)が就任し、昨年11月に新潟ビール醸造株式会社の代表取締役に大羽賀裕輔さん(26歳※就任当時)が就任、今年2月に株式会社ベジ・アビオの代表取締役に山﨑瑶樹さん(26歳)が就任しました。いずれもNSGグループの新卒採用の経営者養成コースという枠組みで入社してきた皆さんです。小畑さんと大羽賀さんは入社5年目の経営者養成コース第一期生、山崎さんは入社4年目の第二期生です。経営者になりたいという明確な意識を持って入社してきた方々です。
経営者養成コースは、「将来は社長になりたい。」「若いうちから裁量を持って活躍したい。」「新しいビジネスを自分の手で生み出したい。」といった志向の強い人財を受け入れるために設けた枠組みで、5年で経営者としての骨格を形成することを目指します。入社後はグループ内の様々な事業分野や職種を短期間でジョブローテーションを繰り返し、経営者に必要な実践的なスキルを身につけると共に、早ければ入社2年目から事業創造大学院大学に入学し、MBAプログラムを学びます。また、3カ月に1回程のペースで定例の勉強会を開催しています。
3人が経営を担う事になった会社はどの会社も大きく発展を遂げる可能性に満ちています。
古町糀製造所は、糀の甘酒専門店で糀ブームの火付け役となった会社です。糀の甘酒という伝統的な商品をモダンなデザインで展開しています。また、健康効果など、その価値が一層高まる発酵食品を中心として新たな領域にも事業を広げていきます。
新潟ビール醸造は、新潟県胎内市にある本格的な地ビールを製造するメーカーです。本場ドイツからマイスターを招聘し、厳選された原材料を使い丁寧に醸造された胎内高原ビールや新潟県産コシヒカリを原料として使用したプレミアム・クラフトビールなどを全国のお客様に届けています。昨年は、日本地ビール協会が主催の「Japan Great Beer Awards 2021」で銅賞を受賞するなどご評価いただいています。
ベジ・アビオは、2016年に設立したベンチャー農業法人で、通常の3倍の甘さがある高糖度トマトの製造、販売、加工を行う会社です。ICTを活用したスマート農業で、環境の自動制御やデータ収集による分析と活用を行い、「勘や経験に頼らない、次世代も担える農業」に取り組んでいます。
会社が大きく成長するか否かは、経営者の力量にかかっています。経営者が大きなビジョンを描き、そのビジョンを社員と共有して組織として力を発揮できれば、その可能性は無限大に広がります。しかし、会社を経営していると順風満帆に進むことは稀で、計画通りに進まなかったり、思わぬトラブルに見舞われたり、どんな会社も課題にぶつかります。その課題を乗り越える過程で経営者として成長していく事ができるものです。決してあきらめずに、ネバーギブアップで挑戦し、課題を乗り越え、経営者として大きく成長を遂げ、会社も大きく成長させてくれることと期待しています。そして、その挑戦を見守り、サポートしていきたいと思っています。
今回同じようなタイミングで3名の方が経営者として抜擢されましたが、経営者養成コースの全員が同じようなタイミングで経営者になるという訳ではありません。個々の経験や能力と組織の人財ニーズがマッチするかどうかが大切ですので、タイミングやめぐりあわせの要素も絡んできます。
また、経営者養成コースはNSGグループの特徴的な取り組みですが、NSGグループ内で経営者や組織のリーダーになるキャリアパスは複線的です。経営者養成コースでなければ経営者やリーダーになれないというものではなく、キャリア入社の方も含め入社区分を問わず全職員・社員にそのチャンスがあります。
組織の成長と発展は人財の成長と共にあります。今回経営者としてスタートを切った3名のように、経営者になりたいというキャリア志向の方が、若くして事業責任をもってチャレンジしている事は、グループ全体にも良い刺激を与えてくれます。グループの各所から、経営者や組織のリーダーを担える人財が次々に育つよう、成長したいとチャレンジする方々を様々な角度から応援していきたいと思います。 〆
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