今年度からメルマガにて企業経営に関する知識を一緒に考える内容を配信していました。
これからダイジェスト版として、ブログで掲載しますので、ぜひお役立てください。
(STPマーケティング)
マーケティングの用語に「STP」というものがありますが、みなさんは知っていますか?
S=セグメント
T=ターゲット
P=ポジショニング
市場を細分化して(セグメント)、だれに(ターゲット)、どのようなもの(ポジショニング)を提供するかを考えることが大切です。
競合分析を行いつつ、自社の独自性をどう持たせるかを考えるきっかけづくりとなるでしょう。
例えば・・・
新潟の清酒といえば、「淡麗辛口」。
広まったのは昭和50年代だそうです。
それ以前は、農作業などの肉体労働後にお酒を楽しむため、甘口のものが好まれていました。
しかし、生活も変化し、デスクワークなどの労働が増え、食事もこってりした洋食化が進んでいました。
その中で、すっきりしたお酒が求め始められるようになります。
S→お酒をたしなむ層でも、日本酒を求めている層に
T→デスクワークなどで肉体を酷使せず、こってりした食事を好む方々へ
P→すっきりした雑味のない味わいを持つ
それまで甘口の清酒が主流だった業界に、そんな清酒を作ろうとすれば、新しいマーケットが広がっていくと思いませんか?
新潟の「淡麗辛口」は広がるべくして広がったのかもしれませんね。
既存の企業がどのような経営をしているのか、分解して考えるとおもしろい発見があることがあります。
このSTPについて自企業で考えてみると、なにか見えてくることもあるのではないでしょうか。
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事業企画本部