今回は、「ドメイン」設定についてのお話を振り返ります。
ドメインと聞くと、
多くの方がメールアドレスの@の後ろの部分を想像するのではないでしょうか。
企業経営では、事業領域を考えることがドメイン設定となります。
起業塾内のHP上にも、「事業アイディアを出すコツ」の中で、
「誰に」「何を」「どのように」が大切であることを掲載していまが、ここがドメイン設定の肝です。
企業としてのドメイン(企業ドメイン)と、
その中で行う個々の事業におけるドメイン(事業ドメイン)を分けて考えると、
会社が事業領域を広げていけそうかどうかも見ることができそうですね。
例えば、
「外国人に」「日本食を」「レストランで食べてもらう」
と設定したとします。
企業ドメインは、日本食をレストランというお店で世界に広めていくこと。
事業ドメインは、日本食に特化した飲食業と設定できます。
ただし、外国の方は、「日本食」を食べにレストランに訪れているのでしょうか?
もしかしたら、「日本文化」そのものを感じたいと思っているかもしれません。
そうすると、外国の方に日本文化を触れてもらう機会は、日本食とは限りません。
企業ドメインを、日本文化を外国人へ広めることと変更すると、
飲食業だけでなく、いろいろな事業ドメインが考えられそうですね。
まずはざっくりとしたドメインから考えてみて、それを広げたり、狭めたりして、
その中で自分のやりたいものと顧客ニーズがマッチするものが何なのかを、
頭を悩ませながら考えるのも楽しいと思いませんか?
次回は、クラウドファンディングの事例を見ていただこうと思います。
お楽しみに!!
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