久しぶりに経営視点のお話です。
今回は「チャネル戦略」について考えてみましょう!
「チャネル」とは、商品・サービスが消費者(利用者)に届くまでの経路のことです。
どんなものを使うか、そして、組み合わせによってとらえ方が異なります。
ECサイトがあったとしても、それ自体を外部で運営、管理している。
これは「マルチチャネル」。
実店舗で状況把握しながら、ECサイトなどが連動している。
これは「クロスチャネル」。
しかし、これからというよりも、すでにと言ってもよいでしょうが、
「オムニチャネル」の時代です。
あらゆるチャネルを結びつけて、顧客の購買をどこからでも促せる状態にする戦略です。
(いずれここに関わるメディアについてもお話する予定です。)
例えば、実店舗へ商品を買いに来たお客様が、欲しい商品を見つけたとき
顧客は、生産元を調べたり、SNSで商品情報を確認したりして、そこから最安値を見つけて購買する可能性があります。
つまり、その小売店では購入しないことにつながりかねません。
その場では買えなかったが、他店舗に在庫があることがすぐにわかったので、その店舗にてオンラインでの購入を行う。
つまり、取り寄せて購入することなく、その場で購入していただくので、ユーザーが離れません。
このように商品の購入方法にはあらゆる手段が存在しますが、その対応一つでユーザーの購入機会を与えることも奪うこともできてしまうのです。
以前お話したカスタマージャーニー。
ユーザーが行動を起こすまでにいくつかの過程がありました。
その過程を実店舗だけでなく、ECやSNSなど多くのチャネルをつなげることで省略し、一気に購買行動までつなげることができれば、企業として顧客への橋渡しをどこからでもしやすくなりますね。
NSGグループ
事業企画本部