もう少しで、新たな年度が始まろうとしています。
新入社員が入ってきたり、人事異動で体制が変わったり、変化の多い時期です。
私も何度か人事異動をしておりますが、
新しい部署や営業所に行くと、業務が全く違ったり、やり方が全く違ったり、
一から学び直しになることも多くあります。
他にも属人的な業務になっているものがあれば、
その方の異動によって業務が回らなかったり、顧客に迷惑をかけたりすることも…
少しお話をしたいのは、
日本でよく言う「メンバーシップ型」の組織と今広まりつつある「ジョブ型」の組織についてです。
メンバーシップ型では、人事異動、特に配置転換があることが前提で、様々な業務に携わります。
みんなで業務を回して、抜けがでてもすぐに穴埋めや代替できるメリットがあります。
ジョブ型は、名前の通り、ヒトに仕事がついている状況です。
職能定義に応じた職員がおり、そこが抜けた場合は、同じ職能の人を雇うという流れです。
スペシャリストが生まれやすそうな環境ですね。
どちらも一長一短だとは思いますが、人材のとらえ方の変革期だとは思います。
人材を人件費として、コストとみることが主流でした。
しかし、人材は人財とも表現され、企業の資産ととらえるようになってきています。
居酒屋チェーンの「鳥貴族」で有名な鳥貴族ホールディングスが、
コロナ禍で大打撃を受けても、従業員を解雇せず、給与もしっかりと支給していた話は有名です。
これは本当に素晴らしい経営判断ではないでしょうか。
どんな雇用形態であっても、従業員が働きやすい環境であることが一番大切だと私は思います。
NSGグループ
事業企画本部