さて、本日7月1日はソニーのウォークマンが発売された日です。
そこで、先月2日に亡くなった出井伸之氏について書いてみようと思います。
(ウォークマンを手掛けたのは盛田昭夫氏ですが・・・)
訃報が出たのは、先月7日のお昼ごろでしたかね。
私もネットニュースを見ているところに突然、発表されており、思わず職場で
「わー、出井さんが亡くなってしまったー。」
と、叫んでしまいました。
ソニーグループの話題は今でも尽きませんが、
エレクトロニクス企業からエンタメ企業に存在感を変えています。
あの、YOASOBIもソニーミュージック所属です。
ただ、そんな変化のきっかけを作ったのは出井氏と言えるでしょう。
技術畑出身ではないからこそ、さまざまなものを吸収し、
新たな発想で事業を組み立てる、そんな経営者の姿を示していました。
「ソニーは隕石で滅んだ恐竜みたいになる」
という言葉は有名ですね。
デジタル時代への先見の明があった言葉として取り上げられています。
出井氏はサラリーマン経営者と呼ばれ、
世界のワースト経営者とも評されたことがあります。
そんな氏は、こんな言葉も残しています。
「サラリーマンこそ、最もベンチャー起業家に向いている」
この言葉に勇気づけられる方も多いのではないでしょうか。
私もその1人です。
サラリーマン経営者は、どことなく雇われ社長のように見られますが、
そんなことはなく、広くいろいろな経験をしてきたため、
成功も失敗も多岐にわたるのではないでしょうか?
だからこそ、新しい視点でものごとを見られる。
凝り固まった見方こそ、一番経営にとっては邪魔になるのかもしれないと、
出井氏の功績を見ていると思ってしまいます。
氏のご冥福をお祈りしております。
NSGグループ
事業企画本部