新年度 最初の投稿です。本年度もよろしくお願いいたします!
前年度から引き続き、起業を目指すうえでのヒントを考える【起業家コトハジメ】シリーズを継続していきます。
今回のテーマは「サプライチェーンマネジメント」です。
ビジネスを効率よく展開していくために避けては通れない「サプライチェーンマネジメント」を考察してみます。
サプライチェーンマネジメントは、原材料の調達から製品が消費者の手に渡るまでの一連の
「供給(サプライ)」プロセスを最適化する経営管理手法です。
開発から調達、製造、流通といった一連のフローの効率化を通じて、
企業が市場での競争力を高め、顧客満足度を向上させるために不可欠です。
サプライチェーンマネジメントは、製品の供給と需要のバランスを最適化し、コスト効率を高めることを目的としています。
適切な管理により、過剰在庫の削減、生産性の向上、顧客サービスの質の向上などが期待できます。
これらはすべて、企業の収益性と持続可能性に直接的な影響を与える重要な要素です。
サプライチェーンマネジメントは、
①原材料・部品の調達、②製造、③在庫管理、④物流(配送)、⑤顧客への販売
という主要な5つの要素で構成されています。
各要素は互いに結びついており、一つの要素の遅延や問題が全体の効率に影響を及ぼします。
そのため、サプライチェーン全体を俯瞰し、統合的に管理することが重要です。
起業を検討されている方の事業計画書作成段階においても、
サプライチェーンの各プロセスに次のような観点を踏まえて検討しておくことは有益です。
具体的な観点の例としては、どのように供給を安定させるか / どのように生産コストを抑えるか /
どのように物流を効率化するか / どのように需要予測を行い、製造計画の最適化をはかるか /
どのように市場(調達・販売ともに)の変動に対応し備えるか などが挙げられます。
現代の市場環境はグローバル化が進み、サプライチェーンそのものもグローバルなものになっています。
これには、通関手続きの遅延、国際物流の不確実性、為替レートの変動など、沢山の課題やハードルがあります。
これらの課題に対処するためには、柔軟性のある計画、リスク管理の強化、効果的なコミュニケーション戦略が必要です。
デジタル技術の進化は、サプライチェーンマネジメントを根本から変えつつあります。
IoT、AI、ブロックチェーンなどの技術を活用することで、透明性の高い、より効率的なサプライチェーンの構築が可能になります。
また昨今では地球温暖化などへの対策から、環境に配慮した企業活動が求められています。
デジタル技術を活用することで、例えば、電力などのエネルギー使用量を「見える化」し無駄な消費を削減したり、
物流の最適な配送ルートを割り出すことで燃料消費を削減できたりします。
こうした技術の普及によって、特定の企業単体での取組に留まらず、
サプライチェーン全体で環境に配慮した商品・サービスの提供が広がってきています。
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