久しぶりのブログになってしまいました。
ゴールデンウィークも近づいており、新年度の忙しさから次は5月病への不安がやってきますね。
さて、今回は最近注目されている「パーパス経営」について見ていきましょう。
みなさまのお勤め先にも「経営理念」や「ミッション」があると思います。
それに代わる視点として、パーパスという言葉が広まってきました。
「purpose」は目的や意図と訳されますが、
ビジネスシーンでは「存在意義」と解釈されることが多いようです。
SDGsやサスティナビリティが広がりつつある現在、
社会問題にも力を入れて、どのように企業の存在意義を高め、
残り続けることができるのかを考えることが重要になってきています。
経営理念やミッションは抽象度が高かったり、未来志向だったりするものが多いのに対し、
パーパスは今現在、自社の事業がどのように社会に貢献できるのかを示すものが多いようです。
消費者側も企業のパーパスに共感し、企業活動に関わることで、
ともに社会貢献ができるため、企業としてはエンゲージメントを高めることにもなります。
社員も社会の役に立っている意識が持ちやすくなり、仕事もたのしくなりそうですよね!
パーパスを掲げている企業の例として、ソニーを見てみましょう。
「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」と掲げています。
ソニーと聞くと、ウォークマンなどの電子機器、エレクトロニクス産業を思い浮かべますが、
今では、ゲームや音楽などのエンタメ分野が売上の約半分を占めます。
エレクトロニクスなどにはテクノロジーが重要なファクターになり、
クリエイティビティは変化の激しいエンタメには必要な能力です。
便利な製品、楽しいエンタメによって世界を感動させる。
世界平和にもつながるようなイメージを想起させますね。
自企業の事業分野をよく考え、パーパスステートメントを考えてはいかがですか?
何かあったときに立ち戻れる指標があるのは、とても安心できるはずですよ!
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