nsg
トップ > インタビュー > 佐藤 公亮

いつか世の中に
パラダイムシフトを起こす。
実践で自分を鍛える日々。

#政治家になりたい
#パラダイムシフトを起こす
#乗り越える覚悟

新卒2年目、新規事業に携わる。

新電力新潟株式会社
佐藤 公亮

2023年新卒入社。筑波大学社会・国際学群卒。中学生からはじめた競技カルタでは、国民体育大会の都道府県代表として活躍。起業を志して、NSGグループの経営者養成コースを選択。現在は新電力新潟株式会社で営業活動、電力仕入、業務効率化など事業全般に幅広く関わる。また、入社2年目からは先輩とともに新規事業開発にも携わる。

これまでのキャリア
入社前
大学で様々な学問に触れ、将来は企業経営に携わることに関心を持つ。
1年目
エネルギー事業部にて、法人営業や企業のCO2排出量を可視化する新規事業開発などに従事。
2年目
新規事業の推進、電力市場の分析にも携わる。

「政治家になることを考えたか」。面接官の言葉に驚いた。

中学の頃は勉強と競技カルタに打ち込んだ。高校は地元のトップ校に首席合格。競技カルタでは「県内に敵なし」と評されるまでになった。競技カルタは不確定要素が多い競技。状況を冷静に見極め、本質的な要因を抽出する力が求められる。物事全体を俯瞰する視点を競技カルタで培った。大学では法学を専攻しながら、物理や生物など興味の湧く分野を幅広く履修。就職活動の頃には、「将来は経営に携わる」という目標を抱くようになった。そのために必要な経験やスキルを学べる場所はどこか。就活の目的をそう定めたときに、NSGグループの「経営者養成コース」と出会った。選考では「環境教育をしたい」と語った。環境活動そのものを行うよりも、持続可能性を社会的価値観の上位に据える世界を創る。そんなパラダイムシフトを起こしたい。「まてよ、それならビジネスの世界ではなく、政治の世界を目指すべきでは?」。そう閃いたものの、そんな本音を面接官に語るわけにはいかない。ところが逆に相手から、「政治家になろうと考えたことはある?社会の価値観を変えたいと想うなら、そんなビジョンもありかもしれない。まずはNSGグループで実力と人脈を築けばいい」と言われ、驚いた。発想の自由度と人に対する懐の深さ。強烈に心に刻まれた。

「営業の現場で見つけた、自分らしさの源泉とは?

配属先の新電力新潟株式会社は、電力自由化に伴い誕生した電力小売事業者の一つ。運用コストを効率的に抑えることで旧電力よりも安く提供できるメリットがある。最初に任されたのは法人営業。企業の担当者に電話やメールでアポイントを取り、先輩とペアで訪問する。「次は佐藤が話してみるか」。機会を与えられても、本題に入る前にあっさり断られることが続いた。なぜなのか?自己分析の末、相手との距離感が構築できていないことに気づく。まずは相手の心の扉を開くこと。表情や声のトーン、身振り、服装。コミュニケーションにおいては非言語要素が9割を占める。わかってはいても、自然に笑顔をつくることがこれほど難しいとは。営業力は経営者に必須のスキルと考え、努力で乗り越える覚悟を決めた。一方で、自分の強みは冷静さにある。データと根拠に基づいた論理的な説明は得意だと自認する。作成した資料をみた先輩から「これ、俺にも使わせてくれ」と言われたときは、自信につながった。入社半年後からは、電力の仕入価格を判断する仕事も任されるようになった。常に自分を俯瞰し、弱みは克服し、強みは活かせばいい。落ち込みもしなければ、浮かれることもない。

中小企業の未来を支える、CO2排出量可視化サービスをリリース。

2年目からは先輩と二人で新規事業にも取り組んだ。クラウドサービスを通じて企業のCO2排出量を計算・可視化するクラウドサービスを立ち上げた。ターゲットは地方の中小企業。現状ではカーボンニュートラルへの意識はまだ高くないが、いずれ中小企業も「環境保全」へのシフトが不可避となる。その「先手を打つ」を合言葉に挑戦を続ける。まず市場分析を行い、事業全体の青写真を描いた。ビジネスを成立させるためのロジックとデザインを構築し、プログラムの制作は外注業者の手も借りた。リリースに向けて、お客様からの質問を想定したマニュアルやFAQを整備。チャットボットも導入した。お客様向けのプレゼン資料や講座用の学習資料を作成し、広報やマーケティングまで手がけた。無事リリース日を迎えても、達成感や安堵はまだない。むしろ、「ここからが本番」。自ら課題を見出し、手を打ち続ける。NSGグループは跳び箱のロイター板のようなものだと感じている。事業は跳ぶだけでは意味がない。しっかりと着地し、結果を出すことが求められる。その実践を今まさに学んでいる感覚がある。いつか世の中の価値観を変えるパラダイムシフトを起こしたい。政治の道か、ビジネスの道か。その選択はもう少し先でいい。

※所属表記・記事内容は、取材当時の内容に基づいています。
エントリー
マイページ