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挑戦した数だけ、
ノウハウが蓄積する。
マーケティングの魅力は尽きない。

#教育で地方創生
#失敗がノウハウに
#誰もが挑戦できる社会

マーケティングを究めたい。

株式会社サーティファイ
須田 香奈子

新潟県燕市出身。2016年新卒入社。学生時代は立教大学文学部でドイツ文学を学ぶ。在学中から地方創生を意識し、Uターン就職を決意。塾講師の経験から教育の可能性を感じ、教育に関わる仕事を探すなかでNSGグループと出会う。現在は株式会社サーティファイのビジネスディベロップメント部にてデジタルを中心としたマーケティングを担当。アルビレックス新潟の大ファン。

これまでのキャリア
入社前
教育を通した地方創生の手段を模索するなかでNSGグループに出会い、Uターン入社を決意。
1年目
教材出版事業などを展開する株式会社ウイネット コンテンツ制作部にて、書籍・映像・Webサービスなど、多彩な教材制作に従事。
5年目
企画・マーケティング部の立ち上げメンバーとして異動。
7年目
資格や検定の開発・主催などの事業を展開する株式会社サーティファイに転籍。
8年目以降
ビジネスディベロップメント部にて、デジタルを中心としたマーケティングの実践に奔走する。

ドイツ文学から地方創生へ。Uターン就職で叶える教育への想い。

幼い頃から本の世界に魅了され、中学からは海外文学に没頭。進学した立教大学ではドイツ文学を専攻した。学ぶうちに複数の連邦州で構成されるドイツでは、いまも地域ごとに特色ある産業と街が息づいていることを知った。比べて日本では東京への一極集中が加速している。地方にも素晴らしいものが溢れているのに。都会の満員電車は苦手だし、一人っ子としては親のそばにもいたい。そして、何より新潟には大好きなアルビレックスがある。そんな想いから、新潟でのUターン就職を決意した。思い描いたキャリアは二つ。ひとつは、地元の新聞記者として、人々の暮らしに役立つ情報を自身の目を通して発信すること。もうひとつは教育への貢献。地域の未来は人づくりが支えると考え、教育を通して地方創生に関わりたかった。ただ、教育とは教壇に立つだけではない。塾講師をしていたこともあり、直接的に学習者と関わる仕事も魅力的だったが、もっと多面的に、広く社会のためになる関わり方があるはず。そんなときに出会ったのがNSGグループだった。地方創生と人づくりに向き合う企業で、グループ法人のなかには資格検定事業のサーティファイ、専門教材出版事業のウイネットがあった。どちらも「学び」を多角的に支援する事業を展開している。直感で「ここだ」と思った。

未経験からの挑戦。デジタルマーケティング担当に。

最初の配属先は株式会社ウイネット。教材開発の仕事を希望し、その想いが叶った。とはいえ、まったくの未経験。先輩たちに一から教わりながら、できることを少しずつ増やしていく。書籍や映像、Webサービスなど、多彩な教材制作に挑戦し、充実した4年間を過ごした。だが、2020年に訪れたコロナ禍が企業の在り方を一変させる。これまではお客様と対面での繋がりを大事にしてきた会社だったが、お客様に会えなくなり、その強みが揺らぎ始めた。新たな顧客接点を生み出すため、急遽デジタルマーケティングへの転換を図る。マーケティング専門の部署が創設され、その立ち上げメンバーとして参画することになった。とはいえ、自分のマーケティング知識はゼロ。メンバー全員で勉強しながら取り組んでいく。オウンドメディアの立ち上げ、教材に関するお役立ち記事を作成。Web広告で、お客様となり得る人たちへのリーチ拡大を図る。MA(マーケティングオートメーション)ツールを取り入れて、見込み顧客に適切なアプローチで購買意欲を高めていくリードナーチャリングにも取り組んだ。最初から上手くいくことはほとんどなく、むしろ失敗ばかりだった。ところが、トライアンドエラーを積み重ねるほど、ノウハウが蓄積され、失敗が経験として次の成功へと繋がっていく。面白い。マーケティングの魅力にどんどん引き込まれていった。

オンライン試験の可能性。誰もが挑戦できる社会をつくる。

2022年、株式会社サーティファイに異動し、資格や検定試験のマーケティング担当になった。より良い教育を「学びたい」という前向きな意志を持った多くの人たちにどうやって届けていくか。それは変わらない私のミッションであり、入社以前からやりたかったことでもある。集まったデータを分析し、ユーザーの行動を深く探る。分析結果をもとに施策を最適化し、チームで共有しながらPDCAを繰り返す。その中で、ユーザーからの声は何よりのモチベーションになる。育児休暇中に資格試験に挑戦し、合格を機に新たなキャリアに踏み出した女性。プログラミング試験に合格して自信をつけた子どもたち。こうした挑戦者からの喜びの報告が届くたびに、この仕事の意義を強く感じる。そして、いま特に注力しているのが、サーティファイが独自開発したオンライン試験システム「スマート入試」だ。二つの監視カメラとAI技術を活用することで不正の検出精度を高めた試験監視システムで、オンライン受験の可能性を広げている。東京大学大学院医学系研究科の入学者選抜試験に使用され、その他大学入試や採用試験、各種試験団体の資格試験などでも導入が始まっている。とはいえ、まだ課題もある。1つ1つクリアして、目指すのは「誰もが公平に試験に挑戦できる社会」。地理的あるいは身体的制約を超えて多くの人が受験できる環境は、教育格差の是正につながるはず。大きな目標を実現するため、今はただ前に進むだけだ。

※所属表記・記事内容は、取材当時の内容に基づいています。
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