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「地方創生・地域活性化×生成AI」独自性と先進性を追求したインターンシップに挑戦。
NSGグループでは就活生を対象としたインターンシップを開催しています。創業から新しいビジネスにチャレンジしてきたNSGグループのマインドとカルチャーを体験できる4種類のテーマで展開。なかでも生成AIを活用した「地方創生・地域活性化」は参加者に好評なテーマとなっています。
どのような意図で4つのテーマを設定したのか、生成AIを活用するに至った経緯、インターンシップを通して学生の皆さんに体験してほしいことなどについて、(株)NSGホールディングス 人事本部 新卒採用チーム マネージャー 細金 崇英さんに伺いました。
NSGグループのマインドとカルチャーを体験する4つのテーマを設定。
― まずはインターンシップの目的を教えてください。
細金 夏と冬に対面とオンラインで、学生の皆さんが自分に合った業界や職種、企業を選択する際に必要なイメージをつけてもらうことを目的にインターンシップを開催しています。また同時に、NSGグループのマインドとカルチャーを知ってもらうことも目的の一つです。
― どのようなテーマを設定していますか。
細金 大きく分けると4種類あります。1つ目は「マーケティング・企画」をテーマに、チームで新規ビジネスのアイデア立案を体験していただくものです。2つ目が「社会課題の解決」に繋がる新しいサービスの事業化、3つ目が「自己分析」をテーマにしたもの。そして4つ目が、今年から始めたもので生成AIを活用しながら「地方創生・地域活性化」を実現するためのビジネスアイデアを考えていただくものです。
― この4つのテーマを実施する意図はどこにあるのですか。
細金 「マーケティング・企画」は長年行っているもので、NSGグループが事業展開を進める上で取り組んできたことを学んでもらいたいという意図で実施しており、とても大事なテーマです。「社会課題の解決」は、SDGsを含め社会課題に対する関心の高まりを受け、数年前からテーマに設定しました。「自己分析」は、学生さん自身が将来やりたいと思っていることを言語化するためのお手伝いがしたいという思いで始めました。「地方創生・地域活性化」は改めてNSGグループならではのテーマを検討したときに思い至ったもので、創業時からの理念や取り組みに触れてもらうためのコンテンツです。
NSGグループの根幹のテーマを生成AIがフィードバック。
― 新しいテーマである「地方創生・地域活性化」の場合、どのような流れでインターンシップを進めるのですか。
細金 少人数のグループに分かれてもらい、自身が思い描く理想の地方創生や地域活性化のあり方についてディスカッションしてもらいます。その後、具体的なビジネスアイデアを考える際のポイントなどをレクチャーし、具体例としてNSGグループの取り組みを紹介します。そして参加者自身の将来ビジョンを言語化・整理しつつ、その将来ビジョンと地方創生・地域活性化が両立するようなビジネスアイデアを考えてもらいます。
― 将来のビジョンと地方創生・地域活性化が両立するビジネスアイデアを考えた後の展開は。
細金 まずは将来ビジョンを「LINE」に入力してもらいます。その後、数分するとNSGグループ用に設定した生成AIからフィードバックがあります。そして、「あなたの将来のビジョンを実現するには、今後こういう経験をした方がいい」「これは良い経験として今後強みになる」といったようなアドバイスが返ってきます。
― その後にビジネス診断を行うわけですね。
細金 はい。ビジネスアイデアを入力すると、「市場性や新規性、ニーズを捉えているか、社会的に意義があるか、収益を見込めそうか」などの観点で生成AIが返答します。そして最後の全体コメントとして、「あなたがやりたいと思っていることについて、NSGグループだったらこういうリソースが既にあるから、それをうまく使うとより実現可能性が高まる」といったようなフィードバックがあります。
学生の皆さんと向き合う時間を作るために生成AIを活用。
― NSGグループのインターンシップのこだわりはどこでしょうか。
細金 人事担当目線で考えると、インターンシップの目的はNSGグループと親和性が高く、且つ優秀な学生さんと出会うためという事がもちろんありますが、それだけではありません。学生さん一人ひとりのその後に何か役に立つようなフィードバックをすることを重視しています。NSGグループは教育事業からスタートしていますので、人の成長をサポートするという意識はインターンシップにおいても持っています。参加者の皆さんのアンケートを見ても、そのフィードバックがすごく良かったという結果が出ています。これは今後もこだわっていきたい点ですね。
― 先ほど伺った生成AIを活用することも、フィードバックを重視した結果ですか。
細金 その通りです。インターンシップの参加者が増えてくると、人事担当者だけで学生さん一人ひとりにフィードバックすることには限界が生じます。そこで考えたのが生成AIの活用です。それにより、インターンシップでは参加者一人ひとりのアイデアにフィードバックできるようになりましたし、結果的に人事担当者がインターンシップ以外の場で学生さんと直接向き合う時間をしっかり確保できるようにもなりました。
― 生成AIを活用する場面と人が対応する場面は、どのように使い分けているのですか。
細金 例えばコミュニケーション力やチーム内で発揮するリーダーシップ力は、生成AIでは判断が難しいので人事担当の「人」が担当しています。先ほど説明した将来ビジョンやビジネスアイデアに対するフィードバックには、NSGグループ用に設定した生成AIを活用する。このような適材適所の使い分けをしています。
― LINEにアドバイスが残ることもポイントだと思うのですが。
細金 はい。今までは口頭で伝え、学生さんは自分でメモを取るか、記憶するしかありませんでした。その点、LINE上にすべてのアドバイスが残るので、インターンシップが終わった後に見直すことができますし、ビジネスアイデアの改善点などをふまえ何度もLINEに入力してどんどんブラッシュアップすることが可能です。実際にそうしている学生さんが多いですね。
今後もNSGグループならではの独自のテーマにチャレンジ。
― 生成AIを活用した「地方創生・地域活性化」のコンテンツを始めて、参加状況などで好影響はありましたか。
細金 このコンテンツは、他のテーマと比べて参加数・参加率が高く、インターンシップ全体の参加数・参加率も押し上げました。NSGグループならではの要素と新たなテクノロジーを掛け合わせたこのコンテンツは、今後も継続していきたいです。
― インターンシップに参加した学生の皆さんには何を得てもらいたいですか。
細金 NSGグループの事業内容やマーケティング・企画の考え方等を知ってほしいのはもちろんですが、参加したことで「今までにない気づき」を得られたり、「この先の就活や学生生活に繋がる自己成長の機会」になったりするようなインターンシップにしたいと思っています。
― インターンシップに参加した学生の皆さんの反応はいかがですか。
細金 「地方の課題解決に対する考え方や理解が深まり参加して本当によかった」。「NSGグループの幅広い事業フィールドと、ベンチャーマインド・チャレンジ精神を持った企業風土を感じることができた」。「講師の方から具体的な事例やビジネス的視点での考えをリアルに聞くことが出来たので非常に勉強になった」。このようにポジティブな反応が多く聞かれます。
― インターンシップについて、今後の展望やチャレンジしたいことはありますか。
細金 「地方創生・地方活性化×生成AI」は新しいチャレンジでした。今後も世の中の状況や就活市場の動きを踏まえながら、NSGグループらしさを持ちつつ、他社が取り組んでいないような新規性のあるインターンシップにトライしたいですね。
(株)NSGホールディングス 人事本部
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