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「電卓の名人」は子育て&仕事で奮闘中 「職場、家族、周囲の支えに感謝です」
“ビジネスの甲子園”と言われる「全国簿記電卓競技大会」(全国経理教育協会主催、文部科学省後援)関東支部予選で、4年連続3部門制覇を成し遂げたNABI 新潟会計ビジネス専門学校。この躍進を支えている一人が大野麻衣子さん。電卓部の監督で、かつて自身も選手として出場し、全国制覇を成し遂げるとともに、個人でも電卓検定で名人位を取得しました。産休・育休から現場復帰して約1年、電卓部の全国大会を目前に頑張る大野さんに、仕事や子育てについて話を聞きました。
可能性を引き出してくれたのは専門学校時代の先生
自身も後進たちを支え、少しでも役に立ちたい
高校卒業後は医療事務の資格を取ろうと思い、当校(新潟会計ビジネス専門学校=以下NABI)に進学しました。現在、医療事務の学科は新潟ビジネス専門学校に移りましたが、当時はNABIで学ぶことができたんです。
授業中、医療の点数を暗算で計算している私に目をとめてくれたのが、当時、電卓部の監督をされていた大竹先生です。「計算が好きみたいだし、数字に強そうだから、一緒に電卓の大会に出てみないか」と。
それで電卓部のメンバーとして全国簿記電卓競技大会に出させていただき、全国大会で団体優勝を果たすことができました。私個人としても、電卓計算能力検定で名人を取得することができました。この検定は4級から始まり、1級のさらに上には段位があり、グレードが上がるにつれて試験の桁数や問題数が多くなっていきます。名人は、乗算・除算・見取算・複合算・伝票算、160問を50分で1問も間違えずに回答できた場合のみ取得できます。
集中力はもちろんですが、最後は持久力、体力勝負みたいになりました(笑)。でも、先生や先輩のご指導、励ましのおかげで頑張れました。そして、先生に薦められたこともあり、卒業後は、医療事務の道ではなく、母校で後輩を教える道に進んだんです。