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【国際自然環境アウトドア専門学校】脱!やりっぱなし研修。3時間の対面型研修により、参加者の75%が研修後の日常環境で学習内容を実践!研修転移による行動変化にこだわったアウトドア研修を開発!

2023.12.14 Thu
新潟県妙高市で自然を活用した専門人材育成を19年に渡り行ってきたNSGグループの国際自然環境アウトドア専門学校は、同グループの持株会社である株式会社NSGホールディングス(新潟県新潟市)の新卒内定者に向けて、2023年10月1日(日)に「チームワーキング」の理論*1を活用したアウトドア内定者研修を提供いたしました。この続報では、「誰でも参加できるアウトドア研修プログラム」をベースにした内定者研修の研修効果について、研修後の参加者への効果も含めた結果を紹介します。

◆本研修の詳細レポートはこちらから:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001268.000032951.html

◆専門学校生対象「誰でも参加できるアウトドア研修プログラム」についてはこちらから:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001250.000032951.html

 

■参加者の行動変化にコミットした研修
本研修は、企業の経営や現場にインパクトをもたらす企業研修を実現するため、研修転移研究*2の知見を参考に設計されました。研修転移とは、「研修で学んだことが、仕事の現場で一般化され役立てられ、かつその効果が持続されること」(中原2014)*3(中原2023)*4を指します。

本研修では、この研修転移を重点目標に研修を実施した結果、参加者の75%が研修後の日常環境で「研修の学びを活用した」ことが明らかとなりました。(図1:研修1ヶ月後の「事後アンケート」では、「研修で学んだことを、日常生活で活用しましたか?」という設問に対し、「学びを活用し、良い結果が出た」という回答者が45%、「学びを活用したが、まだ結果は出ていない」という回答者が30%、「学びを活用しなかった。できなかった」という回答者が25%)。

先行研究をまとめた事例では、「研修で学んだ内容の10%〜20%ぐらいしか職場では実践されない」との指摘がなされています*2。この一般的な数値と比較すると、今回の研修(75%)は3.8~7.5倍の効果があったといえます。

図1.  研修1ヶ月後の「事後アンケート」の結果

また、「学びを活用しなかった。できなかった」と回答した方には、「活用しなかった。できなかった理由はなんですか?」と「どんな支援があれば活用できたと思いますか?」という設問を設定しました。その回答から、今回の研修転移を阻害した要因として、①学びを活用する機会が無かった(外的要素)、②自分の意識が十分では無かった(内的要素)、ことが明らかとなりました。これらの阻害要因は先行研究でも指摘されており*2、具体的な研修転移促進策も提案されていることから、今後さらなる改善が可能と考えています。

■研修効果を高める3つの特徴
1)参加者の研修転移を促進する取り組み(図2)
本研修では、「研修前」「研修中」「研修後」のプロセスすべてにおいて、参加者の研修転移を促進する仕組みを盛り込みました。具体的には、転移に影響を与える要因として、「受講者」「研修」に焦点を当てて、以下の取り組みを実施しました。尚、今回は内定者研修であった為、研修に影響を与える環境要素の内、「職場」は除いてアプローチしました。

図2. 本研修の研修転移促進策

2)研修評価の実践(図3、図4)
本研修では、ドナルド・カークパトリックの「4レベル評価モデル」のレベル1〜レベル3までの評価を実施しました*5(図3)。

図3. 本研修の研修評価モデル

レベル1の「反応」では、3項目すべてにおいて、平均値が高い結果となりました(5点満点中4.8)。この結果は、先行研究*3の「レベル3の行動に関係しているのは、研修直後の自己効力感である」を支持するものでした。

レベル2の評価については、以下リンクより、「研修の効果③」をご参照ください。

◆本研修の詳細レポートはこちらから:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001268.000032951.html

図4. 本研修のレベル1研修評価 *評価:1点〜5点

3)VUCA時代に適した研修環境
本研修は、画像1のような誰もが自然環境のメリットを安心・安全に享受できる研修環境(半アウトドア環境)で実施されました。その理由は、VUCA時代のビジネス環境で必要なスキルを身に付けるにあたって、同じくVUCAな存在である自然環境を活用することが、研修転移における「近転移(研修で学習した内容と活用での状況が似ている方が転移しやすくなること)」を促進することに繋がるからです。

画像1. 誰もが自然環境のメリットを安心・安全に享受できる研修環境(半アウトドア環境)

■研修のお問い合わせ
国際自然環境アウトドア専門学校では、企業向け社会人向けの研修プログラムも承っております。19年に渡る自然を活用した教育実践のノウハウを活かし、人材開発および組織開発に関する様々な課題に誰でも参加できるアウトドア研修環境でアプローチいたします。また、人材研修では初のエコロジカル・アプローチ*6を導入したプログラムデザインで、参加者の能力や行動を引き出すアウトドア研修が強みです。
以下よりお問い合わせください。

■メール
i-nac.kenshu@nsg.gr.jp
■電話
0120-537-010

■参考文献
*1:中原淳、田中聡 (2021) 「チームワーキング ケースとデータで学ぶ『最強チーム』のつくり方」 日本能率協会
マネジメントセンター
*2:中原淳、島村公俊、鈴木英智佳、関根雅泰(2018)「研修開発入門 研修転移の理論と実践」ダイヤモンド社
*3:中原淳(2023)「人材開発・組織開発コンサルティング 人と組織の『課題解決』入門」ダイヤモンド社
*4:中原淳(2014) 「研修開発入門 会社で『教える』、競争優位を『つくる』」ダイヤモンド社
*5:中原淳、島村公俊、林博之、関根雅泰(2022)「研修開発入門 研修評価の教科書『数字』と『物語』で経営・現場を変える」ダイヤモンド社
*6:植田文也(2023)「エコロジカル・アプローチ 『教える』と『学ぶ』の価値観が劇的に変わる新しい運動学習の理論と実践」 ソル・メディア

■国際自然環境アウトドア専門学校のこれまでの取り組み
・2,300人以上の専門学校生に提供したアウトドア研修のノウハウを活用し、企業の新卒内定者研修として「チームワーキング」をインストールするプログラムを開発し提供!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001268.000032951.html

・今年4月にスタートした研修事業部が、様々な専門分野を網羅する2,300人以上の専門学校生に快適なキャンプ空間で「チーム」と「セルフ」を学ぶ宿泊型研修を提供!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001250.000032951.html

・企業の人材育成に生かす「研修型ワーケーション」の事例─Work Educationがもたらすもの
https://myoko-workation.jp/column/work-education-value/

・妙高ワーケーションセンター ツラい「サバイバル研修」との違いとは? 自然が「ビジネスの学び」に変わる仕組み」
https://myoko-workation.jp/column/i-nac/

・日経ワーケーション会議 in 妙高 「新しい働き方と自然を生かす地域創生」
https://drive.google.com/file/d/1Jf_Oul_Csqzf_6rM0TzUBOEOlZTkPOdh/view

・「野遊び」を社会に広める人材の育成事業に、アウトドアの専門学校がコンサルティングを始めます!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000546.000032951.html

・新潟県スポーツ公園で2年連続となる「都市公園でテント宿泊するキャンプ」を開催キャンプデビューのハードルを下げ、公園が自然と触れ合う入り口に
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001094.000032951.html

・産学連携企画「妙高はねうまイノベーションカレッジ」に参画し社会課題の解決へつながる商品/サービスの提言を行います
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001106.000032951.html

・世界のトップマウンテンリゾートを目指し7月にオープンしたEN Resort Grandeco(福島県)に、学生から新たなコンセプトや体験価値を授業の一環としてプレゼン
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001134.000032951.html

国際自然環境アウトドア専門学校
法人名: 学校法人国際総合学園
所在地: 新潟県妙高市原通70
学校長: 大瀧則雄
URL: http://www.i-nac.ac.jp/
TEL: 0120-537-010
e-mail: i-nac@nsg.gr.jp

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