チャレンジを推奨するカルチャーと、それを実現できるフィールド、仕組み。

NSGグループは、教育事業と医療・福祉・介護事業を中核に、健康・スポーツ、建設・不動産、食・農業、商社、広告代理店、ICT、ホテル、アパレル、美容、人材サービス、エンタテイメントなど幅広い事業を展開しています。創業以来、社員・職員のチャレンジを推奨する文化があり、多様なフィールドでキャリアを積むことができる制度もあります。

このようなNSGグループならではの環境で、事業分野を横断しながらキャリアを重ねてきた(株)アイ・シー・オー 代表取締役/(株)NSGホールディングス執行役員 小平勝志さんと、新潟ビール醸造(株) 代表取締役 浅野重幸さんとともに、その風土と人財育成制度などについて対談しました。

(インタビュアー:(株)NSGホールディングス人事本部 採用HRグループ部長 池田岳倫)

新たな目標を見つけ、経営者・起業を目指してキャリアチェンジを図る。

池田 本日はNSGグループの「チャレンジを推奨するカルチャーと、それを実現できるフィールドと制度」をテーマにお話できればと思います。まずはお二人の経歴を教えてください。小平さんからお願いします。

小平 私はNSGグループに入った当初、教材などを販売する(株)ウイネットで営業職を務め、(株)サーティファイの商品開発部長を経て、同社取締役に就任しました。その後、当グループの経営者などを募る「チャレンジ公募制度」を活用し、アルビレックスチアリーダーズを運営する(株)アイ・シー・オースポーツマーケティングに転籍。その年に代表取締役に就任しました。現在は広告代理店(株)アイ・シー・オーの代表取締役を兼務しています。

入社当時の小平さん

 

池田 どうして教育関連事業から、健康・スポーツ事業への転籍を希望されたのですか?

小平 (株)サーティファイで「ジュニア・チアダンス検定」を立ち上げた際に、その後に転籍することとなる(株)アイ・シー・オースポーツマーケティングと出会い、活動内容に共感しました。また、役員に就任して3年が経過した頃で、自分自身で会社を経営してみたいという思いが芽生えたからでもあります。

池田 ご自分の裁量の中でさまざまな決済をして、新たなことにチャレンジできる幅を広げたかったということですね。続いて浅野さんの経歴を教えてください。

浅野 私はNSGグループに入った当初、学習塾を運営する(株)NSGアカデミーに配属されました。講師や教室運営を13年間務めた後、NSGホールディングスの事業企画本部に転籍。後にクラフトビールを製造・販売する新潟ビール醸造(株)の代表取締役に就任して、現在に至ります。

入社当時の浅野さん

 

池田 将来的に起業したいという希望を出され事業企画本部に転籍したそうですが、なぜ学習塾業界からキャリアチェンジをしようと思ったのですか。

浅野 NSGグループの若手が集まる勉強と交流の場に参加しながら知見を深める中で、自分の可能性を広げたいと思うようになりました。そして起業を目指して事業計画案を提出しました。

池田 やりたいことが生まれて、それを実現するために、小平さんと同様に「チャレンジ公募制度」へ応募されたということですね。事業計画案を提出した後は、どのような経緯で今に至ったのですか。

浅野 経営者を目指す中で転籍したNSGホールディングスの事業企画本部は、NSGグループ全業種の企画をサポートする部署でした。そこでさまざまな企業に関わり、人脈も広がりました。しかし自分の目指す事業計画と同時並行して務めなければいけなかったので大変な面もありましたが、そこをクリアしないと次のステップには進めない。そう思って頑張りました。

小平 あえてマルチタスクを課すことで業務遂行能力のキャパシティやスキルがアップする。そのようなことも想定しての転籍だったのですかね。

浅野 おっしゃる通りです。その部署で経験した濃密な2年間のおかげで、今があると感謝しています。

 

「人に投資して、能力を引き出して育てる」環境や風土。

池田 NSGグループは、職員・社員の成長が組織全体の成長、発展に直結していくととらえ、人に成長の機会を提供するという特徴があると思います。振り返ってみて、人財育成の環境や風土についてどのように思いますか。

浅野 自分がこう変わりたいと思えば、いくらでも変えられる環境です。そのために多くの制度がありますし、それを活用する勇気さえあれば、一歩踏み出すことができます。それで結果に結びつかなくても、次のタイミングで「これやってみたら」という声がかかり、新しい可能性が広がっていく。私もその繰り返しで希望を叶えられました。

小平 入社してからを振り返ってみると、自分が希望した分野の企業に配属され、やりがいのある環境で仕事をしながら制度を活用し、多くの経験や知識を身につけられました。そうすると、やりたいことがはっきり見えてきます。そして他業種への転籍をしたい、経営者になりたいといった夢が生まれれば、叶えられる制度がある。改めて素晴らしい環境だと思いますね。

浅野 それに新しいチャレンジに対して、「面白そうだから、どんどんやってみたら」と後押ししてくれる方が多いので、とてもやりやすいと感じています。

小平 そうですね。チャレンジを推奨する風土も大きな特徴です。現在、多くの企業で「企業内起業」の公募を行っていますが、なかなか採用されないという話を聞きます。しかし当グループでは、事業計画の完成度が一定の水準に達していれば、「まず、やってみなさい」と、やる気を尊重するカルチャーがありますね。

池田 その背景には、チャレンジを推奨することで、その人の能力を引き出して育てるという人財育成の考え方があります。お二人の話を伺い、改めていろんなことにチャレンジをしたい人には、とても魅力的なフィールドだと再確認しました。新しい環境に臨むことでモチベーションが高められ、人間的にも成長できそうですね。

 

夢の実現の可能性を広げるNSGグループのスケールメリット。

池田 今まで活躍してきた業種と違うジャンルに進んだわけですが、実際に経験してみてのやりがいや面白みはどの辺に感じていますか。

小平 私は教育関連事業の分野からスポーツ・マーケティング分野への転籍だったため、就任当初は世界観や価値観が違うので戸惑うことが多かったですね。しかし今手掛けているコンテンツの開発などは、これまでになかったビジネス領域を確立するフェーズにあります。そのような新しい挑戦にやりがいを覚えています。

浅野 私は学習塾の講師からクラフトビール業界に飛び込んだので、逆に従来とは違う発想で今までにない面白いことができるのではないかと思いました。また今はNSGグループの他社との連携が実現していますし、もっとその幅を広げられないか思案しているところです。

小平 他社の職員・社員と連携することで、視野が広がりチャレンジ精神がより旺盛になる。普通は転職しなければわからないことでも、当グループにいるといろんな業界の話を聞けますからね。

池田 もしも他業種に興味を持った場合でも、タイミングが合えば転職せずに同じグループ内で異なる業界に飛び込むことができます。それが可能なのも、14の事業領域で100以上の法人を展開するNSGグループのメリットの一つですね。

 

NSGグループのシナジーを生かしながら、地域の発展に貢献したい。

池田 これからの新しいチャレンジや、ご自分の将来像をどのように考えているかお聞かせください。

小平 NSGグループはそれぞれが暮らすまちを「世界一豊かで幸せなまち」にすることを目指しているので、当社の広告エンターテイメント事業を通じてその一助になりたいと思っています。例えば新潟がアニメやマンガといったサブカルチャーや音楽、アートが集まる街になれば、交流人口が増え、まちが活性化するはずです。衣食住のベースが整った今、エンターテイメントで心の充足感を満たすことが、これからの豊かさだと考えています。

池田 エンターテイメントを通じて、豊かで幸せなまちづくりに貢献するというチャレンジ。とても面白い発想ですね。浅野さんはご自分の会社の将来像をどのようにイメージしていますか。

浅野 私はビールを通して、幸せだと思える瞬間を創り出せればと考えています。おいしいだけではなく、他にはないコンテンツに昇華させることを目標にしています。その実現のためにも、先ほども話しましたがNSGグループの100を超える法人との連携も重要なテーマ。全法人がビジネスの仲間だと思っています。もう一つは当社の本拠地である胎内市にこだわり、そこから何かを発信することで、新潟全体の盛り上げにも関わっていきたいですね。

池田 ビールだけではなく、モノとコトの融合による今までにない事業の価値を模索しているようですね。地方の星になることを期待しています。改めてお二人の話を聞きながら、お二人のようにチャレンジしたい社員・職員が輝けるよう、より一層のサポートをしていきたいと身が引き締まりました。本日はありがとうございました。

(株)NSGホールディングス人事本部

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