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ボクシングの素晴らしさを伝えたい ~開志学園高校ボクシング部 仁多見史隆 監督~

2018.02.21 Wed

開志学園高校ボクシング部は、現在部員6名で活動しています。
高校入学してからボクシングを始めた部員が大半ですが、練習を重ね、2017年の愛媛国体で優勝するなど高校三冠を達成した近藤陸選手をはじめ、全国レベルで活躍している選手が在籍しています。

 

部員は少数精鋭

練習は普段、開志学園高校の体育館を利用して行っています。練習中は常にタイマーを動かし、1ラウンド2分の時間を意識しながら取り組んでいます。ボクシングは1ラウンド3分というイメージが強いと思いますが、ジュニアに該当する高校生は1ラウンド2分です。この2分の時間感覚を作り、試合をメークしていく必要があるため、練習メニューも2分行って、30秒休むなど、実戦の時間配分を意識して練習しています。

ランニングでも時間感覚を養う

 

 

この開志学園高校ボクシング部を指導しているのは仁多見史隆監督です。

仁多見 史隆 監督

 

信頼関係を築くことが大事

仁多見監督が指導で重視しているのは、基礎・基本の徹底です。

ボクシングは他のスポーツと違って、パンチを受けるとダメージを受けることもあるスポーツです。そのため、一定の技量が身につかないと、試合に出ることはできません。試合に出るための技量として、仁多見監督が大事にしているのが、防御です。

相手のパンチを受けないように、受けても衝撃を減らせるようにしてからでないと部員を試合に出すことはありません。

 

この防御を身につけるには、ランニングや縄跳びなどで足腰を鍛錬することとスタミナをつけることが必要です。いわば、ボクシングの基礎・基本となる練習ですが、非常に地味で苦しいものです。この段階で挫折する人もいます。

だからこそ、普段から選手たちとコミュニケーションをとり、『この人のいうことだったら信じてついていく』という信頼関係を築くことが大事だと仁多見監督は言います。

苦しさの先に成長があると部員が信じて指導者についていくという関係は、ただ厳しいだけではいけません。そのために、仁多見監督は、部員一人一人の性格を把握し、練習が終わると部員の悩み相談に応じたり、冗談を言い合ったりと指導者と部員という関係だけでなく、時には父親や兄のような存在として部員たちと接しています。

部員一人一人の練習を見守る
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