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峰村醸造の味噌作りプロジェクト! 「“育てる”経験を通して味噌に愛着を持ってもらえたら」
「沼垂 醸す地区」に蔵を構え、味噌・漬け物製造を行う峰村醸造。
2日間で2万人が集まる人気イベント「発酵大醸し祭り」では味噌盛り放題や味噌ガチャなどのユニークな企画で注目を集めています。その峰村醸造が2019年6月より新プロジェクトとして、一般の方々と共に大豆栽培から味噌作りを行う「峰村農園」を始動。1月25日(土)に行われた味噌仕込みの様子や、これまでの道のり、そしてプロジェクトリーダーである小畑宏樹さんにこの企画への想いを聞きました。
自ら育てた大豆で仕込む“究極”の手前味噌!
大人も子供も楽しみながら食育を
2020年1月25日(土)に開催された「味噌仕込み体験」には、親子連れをはじめ約30名の参加者の皆さんが集合。「味噌仕込み体験」は峰村醸造でお馴染みとなった体験イベントですが、この日は「峰村農園」プロジェクトで育ててきた大豆で仕込む初めての日でした。
参加者の皆さんはスタッフの説明を真剣に聞き、まずは大豆と塩を合わせたペーストと、米麹をなじませるところからスタート。1樽4kgにもなる味噌を仕込むのには大人でも力が必要なようで、皆さん力を合わせて混ぜ合わせていました。
次に種水と味噌酵母を合わせ、空気を抜くように丹念に練り込みます。「感触が変わったね」「粘りが出てきた」など触れる中で感じる変化に驚く声や、「美味しくなぁれ、美味しくなぁれ」と一生懸命に手を動かす子どもたちの声も聞こえてきました。
空気を抜き、ならした味噌は自宅で夏を超える頃まで発酵させ、8月~9月に食べ頃を迎えるそうです。
今回のプロジェクトで、大豆の種植えから参加したという小学生の女の子は、味噌仕込み4回目のベテラン。「今まで仕込んだお味噌と味の違いがあるのか楽しみ。お味噌汁で食べたいです」と話してくれました。
家族での会話や参加者同士のコミュニケーションも生まれ、和気あいあいとした雰囲気が漂う「味噌仕込み体験」。
今回の共同企画者であり、新潟市江南区で大豆生産を行っている農事組合法人カメヨコの立川喜彦さんも「農作業体験だけでなく、二次加工まで一緒に行うイベントは初めてでした。この体験を通し、参加者の皆さんには味噌の原料である大豆が新潟で作られていることを知ってもらえましたし、食育に繋がったんじゃないかと思います」と話してくれました。