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新潟発のアニメ・絵本を通して、 子どもたちに環境保全の大切さを伝えたい。
“Made in Niigata”のポリシーで制作を進行。
― どのような体制でプロジェクトを進めたのですか?
内田 プロデュースは当社が担当し、『アルビレックス新潟』がコンテンツの提供、監修、プロモーションなど全面協力いただきました。アニメ制作は「ふるさと再生 日本の昔ばなし」など、多数の制作実績を持つスタジオ『株式会社トマソン』、アニメ絵本の制作は新潟の出版社『株式会社ウイネット』が担当。声優は新潟県柏崎市出身の坂口大助さんに依頼しました。坂口さんは根っからのアルビレックス新潟ファンで快く引き受けてもらいました。アニメテーマソングは、新潟出身アーティスト「RYUTist(リューティスト)」に曲をご提供いただきました。新潟のプロサッカーチームが社会貢献に取り組んでいくプロジェクトなので、 可能な限り“Made in Niigata”で作っていくというポリシーで制作しました。
― 新潟アニメーションはどのような思いで製作に取り組んできましたか?
内田 クラウドファンディングで支援いただいた貴重な資金を活用して、これからの新潟を元気にしていく子どもたちに思いを届けるということで、丁寧な作りにこだわりました。今回のプロジェクトではプロデュースという立場でしたが、もともと当社は劇場用の人気アニメやテレビシリーズなどの映像のデジタル着彩、仕上げを主な業務としています。昨年、作画部を立ち上げましたので、それぞれのスタッフが育っていけば、アニメ制作をトータルで請け負うことが可能です。近い将来、完全新潟オリジナルのアニメを作りたいですね。
作品を見て読んで、環境保全の大切さを未来へ繋ぐ。
― 今回のプロジェクトのノウハウは今後に活かせそうですね。
内田 アニメや絵本を通して社会貢献をしたいという企業があれば、クラウドファンディングで資金を集め、今回の制作チームで請け負うことが可能です。すべて“Made in Niigata”で作り上げるとなると、先ほども話しましたように、当社のスタッフを育てて、仕事のキャパシティを広げることが必要です。アニメ制作の元請けとなれるように努めたいですね。
― アニメの公開や絵本の販売方法は決まりましたか?
内田 アニメは3月26日にアルビレックス新潟のYou Tubeチャンネルで全世界無料配信し、絵本は3月中にクラウドファンディングの返礼品としてご支援をいただいた方に発送予定です。また、絵本は試合会場の公式ショップで販売を予定しています。
― この作品を通して子どもたちに何を感じてもらいたいですか?
内田 未来を担う子どもたちに「持続可能な環境保全」について、楽しく気軽に知ってもらえる素敵な作品に仕上がったと思います。自分たちが住んでいる街や、地球の環境を大切にすることの意義に気づき、視野が広がるきっかけになってもらえば。そして、その想いを繋いでもらえたら、作った甲斐があります。また、このアニメと絵本をきっかけに、アルビレックス新潟を応援してもらえたらうれしいですね。
2014年に映像の企画・制作、仕上げスタジオとして設立。 仕上げを中心にテレビシリーズ、劇場公開作品、ゲーム、遊戯機、CMなど、幅広くアニメーションの制作に参加しています。また新潟から業界を牽引する一翼を担うべく、制作スタッフのスキルアップを図る教育・指導にも注力。作品制作に集中できる「安心して働ける環境づくり」こそ、観る人に感動を与える作品を生み出す原動力と考えています。
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