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笑顔印のポジティブ志向で仕事にサッカーに全力を注ぐ

2019.05.22 Wed
17時からは練習。夕闇迫る練習場で走り込みからスタート。

 

同じことをやるなら楽しくやった方がいい
笑顔をモットーにゴールと勝利を狙う

大石さんがアルビレックス新潟レディースに入って今年で11年目。いつも明るくおどけて周囲を笑顔にしてくれていますが、所属チームの解散消滅、左右両足の前十字靭帯損傷といった困難も経験してきました。それらを持ち前のポジティブな姿勢で乗り越え、昨年はなでしこリーグ通算200試合達成で表彰され、今シーズンも頼れるフォワードとしてゴールを決め続けています。4月に34歳を迎え、いつの間にかチームの最年長選手となりました。
「あんまり年は考えないようにしているんですが(笑)」。
日ごろ接しているスタッフの皆さんによれば、「大石はチームの雰囲気をよい方に向けたり、若い人たちからも声をかけやすいようにといった配慮ができる女性」とのこと。

チームメイトとふざけながらくつろぐひとときも、チームワークにつながっています。

 

怪我やスランプも受け止め方ひとつ。「サッカーに怪我は付きものだし、怪我をしたら治すしかない。単調なリハビリでも仲間と笑いながらやっているうちに、いつか治っていくものと考えてやっていました」。
ご本人によれば「けっこうあれこれ気にしたり考え込んだりするうっとうしいところもある」そうですが、トレードマークはやっぱり笑顔。笑っていないと「何かあったのでは?」とサポーターにも心配されてしまうとか。

「私たちの試合も観に来ていただけると嬉しいです」。

 

「今後の夢、将来の抱負など、よく質問項目に上がりますが、正直、今は目の前の試合に出る、そして勝つ、ということだけ。プレーしている限りは全力で取り組みたい。今と変わらない楽しい時間を過ごしていきたいという思いだけなんです」。

これからもゴールを決めた大石選手のカニダンスがたくさん見られますように。

〈プロフィール〉
メディカルフィットネス ロコパーク インストラクター
アルビレックス新潟レディース FW #8
大石沙弥香(おおいし・さやか)
1985年、静岡県富士宮市生まれ。子どもの頃からサッカー選手を目指し、桐陽高校(静岡県沼津市)卒業後はTASAKIペルーレFCに所属。同チームの解散後、2009年からアルビレックス新潟レディースに所属。FWとして活躍中。昼は医療法人愛広会 新潟リハビリテーション病院併設の施設メディカルフィットネス ロコパークでストレッチのインストラクターとして勤務。

〈アルビレックス新潟レディース〉
2002年、アルビレックス新潟の女子チームとして結成され、2003年、北信越女子サッカーリーグで優勝、Lリーグ昇格決定。2019年、独立事業化され、株式会社アルビレックス新潟レディースが設立される。ホームスタジアムはデンカビッグスワンスタジアム、新潟市陸上競技場、新発田市五十公野公園陸上競技場、十日町市当間多目的グラウンド クロアチアピッチ。練習場は新潟聖籠スポーツセンター アルビレッジ。サッカー教室や学校施設訪問、地域清掃などの活動も随時行っている。
現在、プレナスなでしこリーグ1部とプレナスなでしこリーグカップ1部で闘いを展開中。
詳しい試合日程はこちら
http://www.albirex-niigata-ladies.com/game/index.html

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