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糀の原材料である「お米から作られたストロー」の導入で、 環境保護・脱プラスチックを推進。
環境保護の観点から脱プラスチックの取り組みが進んでいます。ドリンクスタンド形態の店舗を運営する株式会社古町糀製造所では、日々消費しているプラスチックのストローを米から作られた植物性のストローに切り替えました。
どのような意図で導入に踏み切ったのか、また今後の環境保護への取り組みの構想などを、株式会社古町糀製造所 代表取締役 小畑宏樹さんに伺いました。
お米由来の“食べられるストロー”で脱プラスチックを
― お米のストローを導入しようと思ったきっかけは?
小畑 最近、紙や竹などを素材にしたストローが出始めて、機会があれば導入したいと思っていました。そこで出会ったのが、お米のストローです。現在、脱プラスチックを目指し、様々なストローが販売されていますが、古町糀製造所が使うならお米がいいと思い、6月に導入しました。新潟県内で使用しているところは、まだ少ないと思います。
― 糀の原材料がお米なので、お米のストローなのですね。
小畑 そうなんです。米を主原料とする糀甘酒を扱う当社の商いとの相性は良く、お米由来のドリンクをお米のストローで楽しんでいただくことで、お客様にも環境配慮を考えるきっかけの一つになればと考えています。また米どころ新潟県を拠点にする食品業者として、食べるだけではないお米の活用方法、消費方法の新しい例をお伝えすることができる点も意義があると考えています。
― 具体的にはどのような特徴のストローなのですか?
小畑 お米とコーンスターチを主原料にした「完全植物由来」のストローです。よくある紙のストローのように、液体につけておいてもしばらくはふやけることもなく、無味無臭なのでドリンクの味にも影響はありません。着色料も使用されていないため、食べても大丈夫です。脱プラスチックの流れが加速する中で、今後注目されるのではないでしょうか。