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転勤生活にピリオド。安心子育ての地として選んだのは学生時代の思い出が詰まった新潟でした
食の未来を考える新潟食料農業大学は今年で開学2年目。「この大学のことを多くの人にもっと知ってほしい」と、入試広報課で奮闘しているのが渡部省太さんです。石川県出身、大学生活を新潟で送った後、東京で就職、結婚。しかし、3年前、家族で話し合い、新潟へのIターンを決めたという渡部さんにお話を聞きました。
きっかけは子育て。迷わず新潟を選びました
新卒で入った会社はポテトチップスが有名な食品メーカーでした。私は営業担当で、首都圏を中心にあちこちのお店さんを回っていました。東京、神奈川、埼玉など、転勤もしょっちゅう。というか、転勤は食品メーカーの営業マンの宿命みたいなもの。仕事は楽しかったですが、長男が生まれたとき、あちこち転々としながら子育てするのはどうなんだろう、と、夫婦で考え始めたのです。
石川県出身でIターンとはいえ、新潟は大学時代4年間を過ごした場所で、妻の故郷でもあります。学生時代に知り合って、その後結婚、子どもが生まれたわけですが、しょっちゅう転勤があると落ち着いて子育てできない。初めての子育てですが、かかりつけのお医者さん、ママ友などともじっくりお付き合いできないわけです。知り合ったと思ったらまた転勤。妻は本当に大変だったと思います。やがて子どもが大きくなったら、転園、転校を余儀なくされる……そんなことを考えたら、いっそ二人で新潟に腰を据えて生活する道を選ぼう、ということになったんです。
今は妻の実家に同居させてもらっていますが、二人目の子どもも生まれ、妻の両親にサポートしてもらいながら楽しく子育てできています。見知らぬ土地を転々としながらの子育てに比べて、今は家族、古くからの友人もいるし、精神的にも楽になってリラックスして子育てできているんじゃないでしょうか。
もともと縁があった新潟ですが、あちこち回ってきた私たち夫婦の感覚では、やはり人がみな親切で温かいと思います。月並みかもしれませんが、街もゴミゴミしてなくて、自然も豊かだし、暮らしやすいですね。