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開志学園高等学校 女子硬式野球部  創部8年目、悲願の初優勝!

2020.08.20 Thu

それぞれの思いを書き初めに託して迎えた新年、これまで以上の気迫と技術の向上を感じながら多くの県外遠征を予定するも、新型コロナウイルスの感染拡大によりすべてが中止となりました。活動自粛期間が続く中で、春の全国大会(選抜大会)の中止が発表され、その後の休校措置を受けて、寮生は帰省を余儀なくされましたが、生徒全員が離ればなれになる中でも、漆原監督は毎週全生徒とやり取りを続けていた「野球ノート」をスマートフォンで行い、キャプテンの髙嶋はLINEを通じて常に全員と連絡を取り続けました。

その後、学校再開とともに部活動も実施できるようになりましたが、その2日後には再びの自粛要請が出て、関東女子硬式野球連盟が主催するヴィーナスリーグの中止、夏の全国大会(選手権大会)の中止が相次いで決まりました。

3年生の最後の活躍の舞台を模索していた中で、生徒たちに希望を与えてくれたのが、株式会社エイジェック主催の「女子硬式野球交流戦 栃木さくらカップ2020」と今回、優勝した関東女子硬式野球連盟主催の「KWBF高等学校女子硬式野球大会」でした。

これまでの悔しさと感謝の思いを持って臨んだ「女子硬式野球交流戦 栃木さくらカップ2020」では、上位進出は果たせなかったものの、生徒たちは各試合での反省点を前向きに捉え、数日後に開催される3年生全員で臨む最後の大会「KWBF高等学校女子硬式野球大会」に向けて準備を進めていました。

「KWBF高等学校女子硬式野球大会」の予選リーグは、予備日も含めて6日間日程で、本校は1日目と6日目に試合が組まれました。1日目の2試合を勝利で終えた直後、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、一時は出場辞退も検討しました。

生徒たちはそれぞれの思いを手紙にして再び自らの気持ちを整理していました。指導者陣と管理職で話し合いを重ねた結果、3年生+ベンチ入りメンバーで参加すること、また新潟に戻ってから、参加者全員が一定期間の健康観察期間を設けるなどの感染症予防対策を、学校、生徒、保護者全員が承諾して行うことで、出場を続けることになりました。

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