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”100年先の伝統の味”を目指す新しい漬床を看板に! 開発の舞台裏は?
先日、甘酒と酒粕を組み合わせて作ったしょっぱくない塩辛「越乃甘粕塩辛(こしのあまかすしおから)」を発売した株式会社小川屋。今後は、この新しい漬床「越乃甘粕」を看板の味とし、塩辛だけでなく、新商品の開発や販促に注力していくことを発表しました。
「これぞ新潟」と言える漬床
「100年先の伝統の味」に挑戦
小川屋は明治より120年以上商いを続けてきましたが、嗜好や価値観が多様化する時代を迎え、従来の製法や味を守るだけではなく、新しさを加えながら挑戦する必要性を感じていました。また、これまで漬け魚を中心に販売していますが、新潟には「これぞ新潟」と言えるほどの漬床が存在していませんでした。そこで「100年先の伝統の味」をキーワードに、新しい漬床作りに挑戦することにしたのです。
平成の今だからこそ行き着いた
”甘酒×酒粕”という答え
漬け魚といえば味噌漬や粕漬などが一般的で、発酵調味料と相性が良いことが分かります。市場にある商品をあらためてじっくり眺めてみた時、その発酵調味料である味噌や酒粕と同じ原料である糀からつくった「甘酒」が、漬け魚にほとんど使われていないことに気が付きました。甘酒は近年一大ブームとなり、特にこの新潟の地から多様な作り手が出現しています。そんな今だからこそ、甘酒を発酵調味料と相性の良い漬け魚に使えないだろうか? と考え、取り組み始めました。単に甘酒を加えるだけでなく、甘さを変えながら様々な素材と掛け合わせ、たどり着いたのが「甘酒×酒粕」の組み合わせです。これからの小川屋を、新潟を代表する味でありたいという願いを込め、この漬床を「越乃甘粕(こしのあまかす)」と名付けました。
素材や商品に合わせて
最適な配合割合を選択
甘酒をたっぷりと使用し、そこに酒粕を組み合わせることで、すっきりとした甘さでありながら酒粕のほのかな香りとコクがある、上質なうまさに仕上がりました。また、味わいの良さだけでなく、甘酒や酒粕に含まれる豊富な栄養を摂取できるので、健康志向がどんどん高まっている現代のニーズにも適った漬床です。
現時点(2017年12月5日)で発売中の、越乃甘粕を使用した商品は以下のとおりです。
◆越乃甘粕塩辛(こしのあまかすしおから)
従来の”しょっぱい”塩辛とは一線を画す、漬床の3分の2に甘酒を使用した新感覚のまろやかな塩辛。※税込価格 さけ、えび:各1,620円(150g)、いか:1,458円(160g)
◆匠漬(たくみづけ)
厳選した魚を職人が一切れ一切れ手仕事で仕上げる正統派漬け魚。創業以来の技と想いを映す看板商品。※税込価格 トラウトあま粕漬:648円(1切/100g)、紅鮭あま粕漬:756円(1切/100g) 、銀鱈あま粕漬:1,080円(1切/100g)
〈問い合わせ〉
社名: 株式会社小川屋
担当: ゼネラルマネージャー 大橋祐貴
電話: 025-276-1311
メール: ohashi@niigata-ogawaya.co.jp
住所: 〒950-0105 新潟県新潟市江南区大淵1631
商品取扱:直営各店舗(古町本店、新潟伊勢丹店、イオン新潟東店、清水フードセンター大学前店)および小川川屋オンラインストア(http://www.ogawaya-shop.com/)