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コロナ禍の地域社会に安心を提供。2年間で7万人以上のPCR検査を実施。
赤ちゃんからプロスポーツ選手まで、幅広い検査ニーズに対応。
― 開店後に検査サービスを進めながら工夫したことはありますか?
岡村 未満児等の小さいお子さんを検査に連れてこられたお母さんが、唾液を採取するのに苦労していました。情報収集の結果、スポイトを使えばうまく採取できると知り、早速用意しました。また高齢者や車椅子でこられた方には、駐車場の停めた車にスタッフが赴いて採取に立ち会うことも。このように誰もが検査できるような工夫をしてきました。
― スポーツ選手も大勢利用されたそうですね。
岡村 アルビレックス新潟の選手は試合に合わせて何度も検査を実施されました。コロナ禍の厳格なコロナ対応のルールの中で、選手の皆さんは頑張る姿を新潟の皆さんに見せてくれました。だからこそ昨年のJ1昇格は嬉しかったですし、間接的にですが私たちも少しは貢献できたのではないかと。このような検査環境が整えることができ、迅速に対応したことが評価され、Jリーグのチェアマンから感謝状をいただきました。また高校や専門学校、大学の部活動の大会前にも検査を行いました。
― 感染症拡大の防止に貢献した事業所ということで、新潟県から感謝状も送られたのですね。
滝澤 新潟県からの委託事業を受託して、それを期間の最後まで全うしました。それらが評価され、新潟県知事から感謝状をいただきました。そこにも書かれていましたが、医療機関をはじめ私共のような関係機関が力を合わせ「オール新潟」で感染症の拡大防止に取り組んだ甲斐あって、新潟県はコロナ感染者の死亡率が全国最小。地域社会に微力ですが貢献できたという実感が沸き、この事業を実施して良かったと思いました。
今回の挑戦が、次の挑戦の自信に。
― 民間施設としての役割を終えた今の心境はいかがでしょうか?
岡村 閉店になることは、コロナ禍が落ち浮き、世の中が平静に戻りつつある証でもあります。振り返るといろんな困難がありましたが、スタッフと力を合わせることで乗り越えることができました。そしてスタッフが検査センターの業務でコロナに感染することなく無事に終えることができてホッとしています。
― 愛宕商事として今回のプロジェクトに取り組んだ感想は?
滝澤 一言でいえば「やればできる」。初めて手掛けるプロジェクトでしたし、相手は未知のウイルスだったので、最初は不安ももちろんありましたが、誰かがやらねばと思い、夢中で走りながら改善を繰り返したという感じですね。今後、新たなプロジェクトを手掛ける時も、「前向きに挑戦すれば目的は達成できる」という自信に繋がりました。
■会社概要
愛宕商事株式会社は、NSGグループの商事事業部門を担い多角的な事業展開で社会のニーズに対応し、人々の幸福と豊かさを目指している商社です。
法人名:愛宕商事株式会社
代表者:高橋 克郎
所在地:新潟市中央区東堀通一番町494番地3
事業内容:ビジネスソリューション部・医療福祉事業部・保険部など8つの事業部門を展開
会社HP:https://atago-corp.com/