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夢は逃げない。逃げるのは自分自身。新潟からモータースポーツに挑戦してF3表彰台獲得! まだまだ夢は終わらない
F1の登竜門といわれるF3のカテゴリーに参戦しているチームが新潟にあります。アルビレックスレーシングチーム。2018年、このチームは発足以来8年目にして初の3位表彰台に輝きました。かつてプロレーサーとして活躍したこともあるチーム代表の中村寿和さんは、新潟の地で30年以上、モータースポーツに取り組み続けてきました。レースに参戦するだけでなく、誰もが気軽にカートやミニバイクを楽しめる場としてスピードパーク新潟も経営。専門学校でも教鞭をとり、モータースポーツの普及にも努めています。クルマ一筋に歩んできた中村寿和さんにお話を聞きました。
高校時代からバイクレース参戦
大事故で挫折するもカーレースに転向
うちは時計屋でね、父の影響か、私も機械いじりが大好き。母は国体のスキー選手だったと聞いていますが、その影響でスピードも大好き。クルマ好きになったのは遺伝子の必然ですね(笑)。
とはいえ、私たちの若い頃は、みんなクルマ好きでしたよ。高校生の頃は、クルマなんか買えないから、みんなバイク。それも原付バイク、スクーターですよ。高校時代からすでに仲間でレースもやってました。やんちゃな高校生でしたね。勉強しないでバイクの事ばっかり考えてた(笑)。
大学に入ってもバイク三昧。県外のレースにも遠征してね。ところが19歳でレース中に大事故に遭ったんです。粉砕骨折で、遠征先の仙台で3カ月入院、新潟に戻って3カ月リハビリ。医者からは半身不随も覚悟して…なんて言われて、まあ何とか治りましたけど、さすがにバイクが怖くなっちゃった。それで、20歳で四輪に転向しました。
カーレースっていうと莫大なお金がかかると思う人もいますが、カートはそんなにはかからない。それで、カートにのめり込んで、あちこちのレースに出たりしていました。卒業後も車メーカーに勤めながらレースに参戦してました。