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「夢の入り口に立たせてあげることができたら」 就職支援、そして生活支援で学生の未来を支える
アップルアートカレッジ(現:国際音楽・ダンス・エンタテイメント専門学校)設立をきっかけにNSGグループに入職した櫻井隆一さん。
以来、約25年間に渡り専門学校を中心に学生への指導や就職支援、学校施設の管理運営など教育の様々な分野で活躍してきました。2018年4月からは新潟国際自動車大学校(以下GIA)の留学生生活支援課で各国から集まる留学生の生活をサポート。日本で最先端の自動車整備技術を学びたいというニーズの高まりから、GIAの留学生数は年々増えています。現在、来年度に入学を控える留学生たちの受け入れ準備を進める櫻井さんに、これまでのことや学生への想いについて聞きました。
(※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。)
音響エンジニアから専門学校講師へと転身
新潟で夢追う学生をプロの道へ
新潟に戻る前は関東を拠点に、コンサートの音響を手掛ける会社で約4年、フリーの音響エンジニアとして約8年働いていました。その後Uターンを決め、仕事を探していた時に新潟で初となるエンタテイメント系の専門学校「アップルアートカレッジ」の設立準備の求人を見つけまして。これまでの経験が生かせたらと応募し、音響・舞台関係の教務として入職しました。
講師経験は初めてだったので当初は試行錯誤でしたが、現場感覚を自分の強みとし、学生たちにも本物を経験してもらえるように色々な企業・団体に掛け合いました。「新潟市音楽文化会館」や、かつて新潟市にあったライブスペース「新潟フェイズ」でのライブの手伝いをはじめ、音楽フェスティバル「音楽と髭達」のインターンシップなど、とにかく本物に触れる機会を作っていましたね。卒業生との縁で、後には「FUJI ROCK FESTIVAL」にも学生を呼んでもらえるようになり、新潟にいながらにして一流の現場に触れてもらうことができました。
音響エンジニアというとコンサートやライブなどの音楽系、演劇やミュージカルのような舞台系のどちらかに特化して仕事をする人が多いのですが、私はオールジャンルで全般的に仕事を受けていたので、そうした経験もこの“教える”という仕事で生かすことができてよかったと思っています。
設立から約10年間、ここ新潟から業界のプロを目指す学生たちを全国へと送り出しました。今でも各地から卒業生の活躍を耳にすることがあり、その時はとても嬉しいですね。