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NSG美術館では2021年6月12日(土)より新潟県加茂市出身の金属造形作家、玉川勝之氏の作品展「無頼な者の詩」(ブライナモノノウタ)を開催いたします。

2021.05.03 Mon

玉川勝之さんはもともと伝統的な金属鍛造の職人です。しかし個展やグループ展で発表する作品には伝統工芸の醸し出す雰囲気は感じられません。制作主題は「人間表現の笑い」です。作品にはいたずらや諧謔が垣間見えます。格子状の作品に打ち出された人体のパーツ、打ち出された足型やお尻。何だ これは!と思わず笑みがこぼれる作品もあります。無頼な者の詩が今回の展覧会名です。発散するエロチズム、ユーモア。理屈なんていらない、笑って楽しんで頂きたいと作者は言います。培われた技術で生まれた作品には、決めごとや縛りに捉われない自由奔放な越境者の趣があります。

MASK

 

minority blue 6

 

手の平座布団

 

中庸の光景3

 

パースオブパースンズ

 

minority pink 2021

 

「無頼な者、つまり頼みにするところが無い僕が、誰にも頼らない覚悟が整わないまま、嘲笑われ生きている意味をなんとかして見つけたいと、願い活動しています。 ここでは、過去の個展でいただき 気付きの手がかりになった知人からの評論(抜粋)を紹介して、今展の形容といたします。」(玉川勝之・インチキ金属造形家)
①玉川氏の作品には小さないたずらや諧謔が垣間見える。その意図を超え、もっと深い何かが沈潜しているようでもある。(渋川綾子・コピーライター)
②そこには美しい「お尻」が打ち出されていた。理屈なんて要らない。美しく面白いんだから!(今井伸治・彫刻家)
③発散するエロチシズム。存在のアイロニー。醒めたユーモア。氏は新潟の美術状況を、このコンセプションと技巧の挑発的な乖離によって、揺り動かそうとしているかのようだ。彼は「危険な越境者」なのだ。(星野健司・彫刻家)

◆「無頼な者の詩」(ブライナモノノウタ)玉川勝之展
◆ 会期 2021年6月12日 (土) ~ 8月1日 (日)

NSG美術館
新潟県新潟市中央区西船見町5932番地561
電話/025-378-3773
ホームページ/http://www.nsg-artmuseum.jp/
開館時間/10:30~18:00(入館は17:30まで)
休館日/月曜日※祝日または振替休日が月曜日の場合はその翌日
観覧料/■個人■大人300円、専門学生・大学生200円、高校生以下無料
■団体(20名以上)■大人200円、専門学生・大学生100円、高校生以下無料
※学生は学生証の提示が必要

【プレスリリースに関するお問い合わせ】
NSG美術館 新潟デザイン専門学校教育施設
担当 館長代理 小林敏哉   副館長 渡邉桜子
新潟県新潟市中央区西船見町5932番地561
TEL: 025-378-3773  FAX: 025-378-3772
URL:http://www.nsg-artmuseum.jp/

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