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【aeru(あえる)】愛宕福祉会×アップルスポーツカレッジICTを活用した次世代型介護・運動指導への挑戦
社会福祉法人愛宕福祉会と国際総合学園アップルスポーツカレッジ(以下ASC)は、毎週木曜日の10時~10時20分の間で、愛宕福祉会各施設とアップルスポーツカレッジをZOOMで接続してコラボ体操教室を実施しています。
ASCのアスレティックトレーナー科3年生の学生達が、立位や座位などで関節可動域を広げる運動や筋力を維持増進する運動、脳を活性化させる運動を披露し、各施設の入所者様が学生の見本に合わせて一緒に運動を行い健康の維持増進を図っています。2023年度の開始時は1事業所で3~4名のみ参加でしたが、2024年度は20事業所、約100名の入所者様が参加し、運動を楽しむ入所者様が増えています。
【愛宕福祉会とASCにおける、コラボ体操を施す双方の目的】
愛宕福祉会の目的
⇒ 高齢者、障がい者の日常にICTを活用して、認知機能訓練・身体機能訓練を導入する。
非日常的な交流により、高齢者や障がい者の日常に「脳の活性化」「コミュニケーション能力の維持」「身体機能の向上」「地域とのかかわり」「身だしなみに気を遣う」等といったメリットがあげられる。
超スマート社会から取り残される高齢者や障がい者にとっても、ITを活用した取り組みは必要不可欠であり愛宕福祉会として課題解決に向けたチャレンジである。
ASCの目的
⇒社会課題をスポーツで解決する人材の育成と輩出を目指す。
トップアスリートやスポーツ愛好家へのトレーニングや運動指導だけでなく、高齢者に対して運動指導することで社会課題である「健康寿命の延伸や医療費の削減」、「介護職者」の負担軽減ができる人材の育成に力を入れております。入所者様の満足度向上と、愛宕福祉会様へのロイヤリティの向上、シニアフィットネストレーナーを目指す学生を増やしていきたいです。
連携までの経緯や手段
2019年4月~2021年3月、愛宕福祉会馬込人事部長とASC鹿間教務部長が大学院の同じゼミで、「介護」×「スポーツ」で社会課題の解決はできないか議論を交わしてきました。
コロナ禍で計画が一時ストップしたが、2023年5月の新型コロナウイルス5類移行を機に9月から新潟北愛宕の園で見学を兼ねて打ち合わせを再開させ、実現に向けて議論してきました。アスレティックトレーナー科の学生達も授業内で打ち合わせやリハーサルを重ね、2023年11月17日に第1回目がスタートしました。学生はASC内のトレーナーズルームで運動を行い、ZOOMを介して入所者様達がそれぞれの施設のロビーで運動やレクリエーションを6回実施しました。馬込部長との意見交換や試行錯誤を重ね、2024年5月から2シーズン目を迎えています。
コラボ体操の施策のメリットなど
学生の職業観の拡大につなげる(トップアスリートやスポーツ愛好家だけが指導対象ではない)
介護職の方の負担軽減につなげる(事務作業などに時間を費やすことができる)
入所者様やご家族の満足度の向上につなげる
※年度内残りの体操教室は、令和7年1月30日(木)、2月13日(木)、2月20日(木)
社会福祉法人 愛宕福祉会
所 在 地:新潟市東区大山二丁目13番34号
代 表 者:石崎 昂一
学校法人 国際総合学園 アップルスポーツカレッジ
所在地:新潟市中央区長潟2-2-8
代表者名:時田 一久