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【新潟会計ビジネス専門学校】専門学校生が日本税理士会館を訪問 税理士制度の歴史を知り、AIと共存できる税理士の役割を知る

2024.08.06 Tue
新潟会計ビジネス専門学校生が訪れた日本税理士会館

NSGグループのNABI新潟会計ビジネス専門学校(新潟市中央区)では、令和6年7月に国内研修旅行の一環として日本税理士会館(東京都品川区)を訪れ、講演会及び館内見学を行いました。昨年度の専門学校生初訪問に続き、2年連続での取り組みとなります。

講演会では、日本税理士会連合会の髙橋俊行常務理事と市木雅之理事のお二方より、税理士制度の歴史や税理士の業務内容、税理士の魅力等についてお話いただきました。令和5年度からの税理士試験会計学科目の受験資格要件の緩和に携わったお二方からのお話は非常に興味深く、日商簿記検定に向けて日々励んでいる学生たちは様々な刺激を受けました。

館内見学では、会長室や図書館をご案内いただき、貴重な体験となりました。

髙橋先生のご講演ではVUCAの時代という切り口から始まり、令和5年10月から始まったインボイス制度、税理士試験制度変更の背景など、様々なお話を伺うことができました。また、人工知能に奪われる職業の話から、会計の現場では手書きの帳簿が会計ソフトに代わり、税理士業務もICT化が進んでいることを伺い、税理士はAIやデジタルと上手に付き合うことで人工知能に奪われない仕事だというお話も伺いました。業界としてデジタルに適応していくことで、アバターで税務相談をするような時代がくるのかもしれません。

市木先生からは税理士制度の概要についてご講演いただきました。ここでもデジタル化についてお話があり、IT化によって資料の作成はAIが、その資料をもとに判断するのは人間と、税理士というお仕事はAIと共存していくことができるというお話が印象深かったです。

新潟会計ビジネス専門学校生が受けた講演会

【学生コメント】

僕は税理士を目指しているので今回お話を聞いて大変勉強になりました。税は様々な制度が追加され日々変化していますが、税理士はそれに対応し企業を支えていくものだと感じることができました。税理士試験合格がゴールではなく、日々勉強しながら柔軟に変わっていく時代に適応できる税理士になりたいと思いました。まずは1年生で日商簿記検定一級に合格して、2年生から税理士試験の勉強に励み、卒業までに官報合格できるようにコツコツと頑張っていきたいです。(税理士学科1年)

 

講演会は税理士を目指している私にとってとても勉強になりました。特に「税理士の仕事はAIに奪われない」という話が印象深かったです。AIが仕訳をすることができると聞いていたので不安でしたが、AIが作成しても税理士の人間の確認がないと提出できないことを知りました。安心したと同時に自分も対応できるようにこれから頑張りたいと思いました。(税理士学科1年)

 

髙橋さんのお話の中で人工知能に奪われる職業についての話が印象的でした。税理士の仕事は税務書類の作成がメインで人と接するという印象がありませんでしたが、自分が税理士に相談して信頼できるのは、人工知能ではなく人間だと思い納得することができました。また、若手税理士はこれから期待されていると知ったので、自分の選択肢を増やすためにも今勉強している日商簿記検定一級を取れるよう頑張りたいと思います。(ITビジネス総合学科1年)

NABI新潟会計ビジネス専門学校 <創立27年 会計の伝統校>

所在地:新潟市中央区万代1-2-22

URL:http://www.nabi.ac.jp

学校長:荒井 英之

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