職員・社員が安心できる子育て支援、「NSGさんきゅうプロジェクト」推進中。

2023.06.23 Fri

NSGグループでは職員・社員が未来に希望を持ち、家族を大切にし、安心して子どもを産み育てられるよう、環境整備を推進する取り組みとして「NSGさんきゅうプロジェクト」を実施しています。その具体的な活動の1つとして、「子育て座談会」を開催し、参加者から好評を得ています。

どのような背景から生まれたプロジェクトなのか、実際にどのような取り組みを行なってきたのか、また今後の課題や実現したい事などを、(株)NSGホールディングス人事本部 「NSGさんきゅうプロジェクト」担当の若槻 真代さんにお話を伺いました。

仕事と家庭が両立でき、働きやすい組織に。

― NSGグループの子育て支援は、どのような考え方で進められているのでしょうか。

若槻 NSGグループでは、職員・社員のそれぞれが暮らす地域を「世界一豊かで幸せなまち」にする事を目標に取り組んできました。それは一人ひとりがイキイキと働き、豊かさと幸せを感じることでもあります。その一環として私たちは、仕事と家庭が両立でき、職員・社員が複数の子どもを持ちたいという希望を抱ける組織にしていくために、安心して子どもを産み、育てられる職場環境となるよう取り組みを進めています。

― 具体的にどのような取り組みを進めていますか?

若槻 「NSGさんきゅうプロジェクト」と銘打ち、女性の産休・育休取得率100%の達成や、男性の育休取得を目標に、積極的な職場環境の整備を推進していきたいと考えています。そのために産休・育休取得者が会社へ復帰するまでの間、交流の場を設け、情報交換や悩みの共有など安心して復職できるような体制を整えていきたいと思っています。

― そのほかの取り組みについても教えてください。

若槻 そのほか、職場の意識改革をさらにすすめる必要があると思っています。各法人にとって子育て中の職員・社員がいることを「事業努力の成果」と捉えるような風土を醸成していきたいと考えています。また、子どもの保育・教育に関わる経済的負担を軽減できるようにするため、グループ全体での支援も行っています。職員・社員の人生のあらゆるライフステージを支援するため、多数の事業を行っているNSGグループの強みを活かし、グループ各法人で運営する「子ども施設」の優先的な案内や、学習塾やスポーツ施設などの「ファミリー割引制度」といった職員・社員特典も用意しています。

産休・育休中の方を対象とした座談会を開催。

― これらの取り組みの中で特に力を入れているものはなんですか?

若槻 職員・社員が安心して子どもを産み、育てられる職場環境整備の一環として、多くの方が不安に思う産休・育休を取った後の仕事復帰のサポートから着手しました。その一つとして、産休・育休中のママを対象に、2022年10月に「子育て座談会」を実施しました。

― どんな内容だったのでしょうか。

若槻 参加者から普段産休・育休中に大変だと感じていること、そのお気持ちを率直に語っていただきました。私自身、産休・育休を体験した時に感じた社会から離れた時の不安や、横の繋がりが欲しいと感じていたこと等もあり、不安や悩みを抱えている方もいらっしゃると思ったので、同じ境遇の方と本音で語れる場を作りたかったのです。あとは仕事復帰に向けての心配事に対して、先輩ママの意見をもとに色々な事例を紹介しました。

― 若槻さんが講師をされた栄養講座も好評だったそうですね。

若槻 はい。おかげさまで、たくさんの嬉しい感想をいただきました。私自身以前は専門学校で食育や栄養学の講師を担当していました。教育業界でのキャリアと管理栄養士の資格を活かし、栄養のアレコレについて少しお話させていただきました。離乳食についてはもちろんですが、特に大切にして欲しいのがママの栄養です。ママは子育てを日々頑張っていて、自分のことが二の次になりがちです。そこで、ママへのオススメ栄養食や時短調理の方法、冷凍食品を使いながら手軽に栄養摂取できる方法など、知って得する豆知識をお伝えしました。しっかり睡眠・栄養を摂りママが笑顔になることで、子どもの笑顔にも繋がっていくことをお話させていただきました。

グループ内で子育て支援のネットワークが広がる。

― 最近、第2回目の子育て座談会を開催したそうですね。

若槻 はい。今回はNSGグループの「NSGインターナショナルこども園ふるまち」の保育士さんのサポートで、前回よりバージョンアップした「親子ふれあい遊び」を実施できました。ふれあい遊びでは、パネルシアターをやりながら曲をかけて体を動かす楽しさを知ってもらったり、親子のスキンシップの大切さをお伝えしたりしました。他にも保育士さんから身近なもので簡単に手作りできるおもちゃの紹介や年代別の絵本の選び方など、保育士さんの経験や知識を元に様々なお話をしていただきました。
また、何より大切にしていることは、私達が一方的にお話しするのではなく、ママたちから色々な意見を出してもらい、情報交換ができるような場にしていくことです。アットホームで、また来たいと思ってもらえるような雰囲気作りをしたいと思っています。

― 保育士の方に来ていただいたのは、どういった繋がりからでしょうか。

若槻 私達の活動を理解いただき、先方からお声がけいただきました。グループ内で子育て支援のネットワークが少しずつ広がっているようで嬉しく感じています。様々な法人があるため、他法人とコラボして、もっとやれることを広げていけるんじゃないかと思うんですよね。これからも、どんどん繋がりを広げていきたいと思っています。

― 参加者の感想はいかがでしたか?

若槻 「同じ境遇の方とお話することでリフレッシュができた」、「親子撮影会は子どもとふたりで写真を撮ってもらい良い記念になった」、「ミニ栄養講座がためになった、早速帰りに食材を買いにいきました」など、たくさんの嬉しい感想をいただきました。秋には3回目の座談会を予定しています。保育士さんからの保育園選びのアドバイスや、保育園での1日の流れの紹介など、ママだけでなくパパも参加できる今までにない試みも企画中です。

課題を見つけて挑戦し、豊かで幸せなまちの創造に貢献したい。

― これからのプロジェクトの展望について教えてください。

若槻 現在は産休・育休中のママを対象とした「子育て座談会」を中心に展開していますが、その次のステップとしては対象を広げて、子育てをする各世代の情報交換の場を作りたいですね。今後は幅広い年代の子育てサポートにも取り組んでいきたいと思っています。

― プロジェクトを企画するにあたって苦労する点もあるのではないですか?

若槻 確かに試行錯誤の連続ですが、今までにない新しい取り組みに前向きに挑戦していきたいと思っています。NSGグループ全体の子育てしやすい職場環境が向上するよう、私たち人事本部が積極的に働きかけていきたいと考えています。

― 子育て支援がテーマですが、NSGグループらしい取り組みでもありますね。

若槻 そう感じています。課題を見つけてチャレンジしていくことは、NSGグループ創業以来の企業精神。課題を乗り越え、今よりイキイキと働ける環境を作ることは、すごく面白くやりがいのある仕事だと思っています。将来はこのプロジェクトが身を結び、NSGグループが掲げる「世界一豊かで幸せなまち」の実現に繋がっていくことを願っています。

 

(株)NSGホールディングス人事本部「NSGさんきゅうプロジェクト」

〒951-8065新潟県新潟市中央区東堀通1番町494-3
TEL:025-210-8571  FAX:025-364-7572
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