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人も動物も幸せに暮らせる社会のために、「人と動物の共生」をサポートする。
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2000年の開校以来、動物業界で働くプロを養成してきた国際ペットワールド専門学校。すべての動物系学科で「動物看護」「ペット美容」「犬のしつけ」などの基礎を学べる「総合カリキュラム」を採用。また近年注目されている「動物の福祉」の観点を積極的に授業に取り入れ、動物に携わるプロを育成して社会に輩出しています。また、学校内に動物のための夜間救急病院を設立し、かかりつけ医が開いていない夜間の急患にも対応しています。
コロナ禍でペットを取り巻く環境が大きく変化する中、学校運営を通じて「人と動物の共生」という社会課題に、どのように取り組んでいるかなどを、国際ペットワールド専門学校 副校長 磯部 幸恵さんに伺いました。
人とペットのより良い関係づくりを支援。
― 最近「動物の福祉」という言葉を耳にしますが、それを意識した教育に取り組んでいるそうですね?
磯部 はい。開校当初から一貫して行なっています。ペットとして可愛いがるだけではなく、飼い方、接し方など、「動物にとっての快適」を常に考え、それを飼い主の方にアドバイスできるように指導しています。このような動物の気持ちに寄り添える「知識と技術」を備えたプロになってもらいたいですね。
― 現在のペットを取り巻く環境について教えてください。
磯部 コロナ禍により家で過ごす時間が増え、新たにペットを飼い始める方が増えました。その数は約1,606万匹で、15歳未満の子どもの数より多く、今や家族の一員として大切な存在となっている家庭も多いと思います。それと同時に、基本的な飼い方や、しつけ方が分からないという問題が出ており、そういう飼い主をケアしないとペットを手放しかねない。それがペット業界での課題の一つと言われています。
― このような社会課題に対して学校として取り組んでいることは?
磯部 学内の授業の一環で「家庭犬しつけ方教室」を行っています。「よく吠える」、「散歩の時に脇について歩けない」などの飼い主の悩みに、プロの講師が直接指導。犬によって性格が違うので、一匹一匹に合ったトレーニングの仕方をお伝えし、実践してもらいます。これまで問題に思っていた飼い犬の行動が、この教室を受講して変化すると、飼い主さんは笑顔になり、さらに犬への愛情が深くなるようです。
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