部署・事業部・法人の橋渡し役に。 学びの機会を活かして意識を日々アップデート。

愛宕商事株式会社 / 出上 泰斗
2024.10.17 Thu
PROFILE
出上 泰斗
愛宕商事株式会社 デジタルソリューション部 DX推進課 課長
香川県出身。高校卒業後、東京の専門学校に進学。卒業後はベンチャー企業でホームページ制作のディレクターを務める。その後、人材派遣会社を経て、30代に入り自然豊かな環境で働くために、妻の実家がある新潟支店を希望し配置転換。2021年に愛宕商事 業務サポート部(現 デジタルソリューション部)の求人を見て、以前から希望していたICT関連の業務に携わるために転職を決意。現在は同部、DX推進課の課長を務める。
東京から新潟へ移住し、30代半ばで未知の業界・職種にチャレンジ。
コミュニケーション能力を活かして、部署・事業部横断の業務を円滑に進める。
積極的に資格取得や情報収集に励み自己研鑽に務める。
部下への感謝の気持ちを言葉に出して伝え、共に成長をし続ける。
新たな試みとしてシステムやソフトウェアの使い方などに関する社内勉強会を開催。
そんな出上さんが目標とする今後の組織貢献とは。

Iターンで新潟の商社にキャリア入社し、社内の生産性向上にチャレンジ。

愛宕商事に入社の経緯は?

私は香川県出身で、20代の頃は東京のITベンチャー企業や人材派遣会社などで働いてきましたが、30代に入って自然豊かな環境で働きたいと思い始め、妻の実家がある新潟に異動願いを出して新潟支店に赴任しました。その後、ICT関連の業務に携わりたいと思っていたところ、愛宕商事から業務サポート部(現 デジタルソリューション部)の求人が出ているのを見つけました。当時は30代半ばでしたので、「これが最後のチャンスかもしれない」と決意し、応募しました。

入社した当時の担当業務は?

私が入社した時に着任した部署は「業務サポート部」という名称でした。当時、通信環境等の整備・管理といった、社内の業務効率や成果の最大化を支援する部門を新しく立ち上げるために人員を募集していたのだそうです。立ち上げ当初は現在の上司でもある部長と私、そしてデザイナーが1名の小さな部署でした。この部署で私は、デジタル領域を中心に様々なことを担当しました。例えば、販売管理ソフトのアップデートのサポート、新しく受託した指定管理施設のネットワークシステムの入れ替え、パソコンのセッティングや使用時に起こるトラブル対応などです。商社に勤めるのは初めてでしたので、初めは右も左も分かりませんでしたが、新しいことへの挑戦に大きなやりがいを感じていました。

DX推進課の課長としての役割を教えて下さい。

まず弊社の特徴として、事業が多岐にわたっています。私が所属するデジタルソリューション事業部以外には、ビジネスソリューション事業部、旅行事業部、指定管理事業部、貿易事業部、薬局事業部、保険部、カーボンニュートラル推進事業部があり、様々な事業を展開しています。そのため、例えばシステムを活用した業務改善をする際にも、全体最適の視点を持ち、事業部間で連携してシナジーを生み出せるように設計することが重要です。顧客関係管理システムや営業支援システムを導入する際には、どの事業部においても活用が見込まれ、情報を集約することが必要です。弊社にとって最適なシステムを導入し、事業部間でシステマチックかつ効果的に連携する土台を作ることが私の役割です。また、システム関連のサービスは日進月歩で発展し続けていますので、展示会やセミナーなどに積極的に足を運び、最新情報の収集に努めています。

知識や学びを深め、自身の資質を活かして業務にあたる。

入社して感じた愛宕商事の魅力は何ですか。

学びの機会を提供してもらえる点です。ビジネス会計検定の資格取得を個人の目標の1つに掲げたのですが、私がその資格を取得することの意義が会社からも認められ、業務の一環として勉強する時間もいただけました。また以前、個人の資質を診断する「ストレングスファインダー」の研修会に愛宕商事の全社員で参加し、私の資質は「ポジティブ、個別化、コミュニケーション、社交性、分析思考」などであることが分かりました。これらは一例ですが、学びの機会を提供してくれる会社の期待に応え、これからも成長を続けていきたいと思っています。

(ストレングスファインダーで診断された出上課長の資質)

ご自身の資質をどのような場面で活かしていますか。

デジタルソリューション事業部には、DX推進課、広報マーケティング課、総務課があります。私は、資質の中の「社交性」「コミュニケーション」などを活かし、3つの部署全てのミーティングに参加して、気づいたことは相手の資質に応じた伝え方でアドバイスし、部署間の連携のために何ができるかを考えるようにしています。また、上司の意見を聞いて、情報を整理してまとめたことを言葉にして、必要であれば自分の意見を伝えるようにしています。異なる視点や、物事を整理する「分析思考」も日頃から意識するようになりました。

部下に感謝しながら、会社全体の利益を考えるように。

どのように部下との関係性を築いていますか。

感謝の気持ちを忘れず、当たり前のことでも「ありがとう」と言うように努めています。心で思うだけではなく、口にしなければ伝わらないとの思いからです。今では意識せずとも自然と感謝の言葉が出てきますし、その甲斐あってか、部下からよく相談されるようになりました。「自分の仕事を見てくれている」と思ってくれたのかもしれません。最近では、相談だけではなく自分から意見も言ってくれることが増えました。部下の成長を見守ることが出来るのは、大きな喜びですね。

これまでを振り返り、どのような点で成長を感じますか

デジタルソリューション事業部は他の事業部や法人との関わりが多いこともあり、会社全体の利益や、クライアントの利益を考えることが前職までの頃よりも増えました。そして、課長を務めるようになり、様々な会議に参加する機会が増え、他の部署や事業部、法人、クライアントのためにできることがないかを考える意識がさらに高まりました。日々、自分の意識をアップデートしている感じですね。

今後はもっと業務の効率化やコミュニケーションの促進を図りたい。

同僚との忘れられないエピソードはありますか。

入社がほぼ同じ時期の社員と、プライベートで釣りや焚き火に行きました。弊社が管理する菱風荘という宿泊施設で焚き火をしながら対話したことは、職場の「同僚」から「仲間」に変わった瞬間でしたね。その後、参加する同僚が増え、さらにNSGグループの他法人の方も参加するようになり、交流の輪が広がっています。このような時間を共有することで、事業部や法人の違いにかかわらず、プライベートでのつながりも深まりました。これらの活動は自然豊かな新潟の魅力が活きた活動です。今後も楽しく続けていきたいですね。

NSGグループの良さを実感することはありますか。

弊社と同様に、学びの機会が非常に多いと感じています。例えば、「次世代経営人財育成制度(グループおよび各法人の将来を支える次世代経営人財の候補者を、早期から研修やOJTを通じて育成し経営幹部として登用、抜擢していく制度)」の1年間にわたる学びや、マネジメント研修などを受講する機会がありました。また、一般的な会社では、他業種の人は別な会社の人であることが多く、当然隔たりがあります。一方、NSGグループは他業種の法人の方と一緒に研修を受講したり、交流したりする機会が多く設けられていて、これは他業種間で連携をする上での強みだと思います。

今後、新たに取り組みたいことは何ですか。

弊社にふさわしいシステムを導入することで効率的に業務を進め、売上げや生産性をさらに高めることです。また、システムやソフトウェアの使い方などについての勉強会を社内で開催したいと思い声を上げ、現在準備中です。この会を通じて、商品・サービスについての理解を深めるだけではなく、社員間のコミュニケーションが促進されることに期待し、より意見を言いやすい環境を作りたいですね。

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