育児休暇から復帰後、新規ブランドの教室責任者に。 成功させて女性社員の道標になりたい。

株式会社NSGアカデミー / 青木 里佳
2024.12.19 Thu
PROFILE
青木 里佳
株式会社NSGアカデミー 幼児教育事業本部 青山教室 教室長
教員を志望し大学へ進学。在学中、飲食店でのアルバイトを通じて経済活動にも興味を持つ。
将来は教育の道に進みたい一方で、経済活動にも携わりたいという気持ちが芽生え、
公教育ではなく民間教育へ進路を変更し、NSGアカデミーに入社。
小中学生を対象とした学習塾で教科指導や生徒募集などの経験を経て、副責任者として校舎運営にも携わる。
育児休暇中、幼児教育に関する10種類もの資格を取得。
それらが評価され、新規事業である幼児教育事業「NSG CLAP」の教室責任者に抜擢される。
新規事業を成功させ、後輩の女性たちの道標になりたい。
そんな青木さんが思い描く、未来のキャリア像とは。
新潟県出身で、高校を卒業後は沖縄県の大学へ進学。地元新潟を盛り上げたいという思いでUターンを決意し、2016年に学習塾を運営する株式会社NSGアカデミーへ入社。集団指導部門であるNSG教育研究会に配属され、2校舎での勤務を経験。その後、産育休を経て、復帰後に新潟大学附属新潟小学校の受験指導を行う新規ブランド「NSG教育研究会 幼児教育CLAP(以後、NSG CLAP)」の青山教室 教室長に就任。

教育と経済活動に興味を持ち、学習塾を展開するNSGアカデミーに入社。

なぜNSGアカデミーに入社されようと思ったのですか?

教員を目指して大学に進学しましたが、在学中の飲食店でのアルバイトを通じて経済活動に興味を持ち、教育と経済活動の両方に携われる可能性を感じて、NSGグループの新しい教育サービスを考えるインターンシップに参加しました。インターンシップ先で出会った方々が、どなたも明るく、ハツラツとされていてとても魅力的で、教育に対して熱意を持って取り組んでいる姿を見て、ぜひ一緒に働きたいと思い、入社を希望しました。

仕事のやりがいをどのようなときに感じますか。

生徒が志望校に合格したときは、やはりうれしいですね。それに加え、「NSG CLAP」では教室運営に関する目標達成に向けた計画立案や、それらの計画を工夫して実行していくことにもやりがいを感じます。計画が上手くいかない場合には、広報活動のタイミングややり方を見直すなど軌道修正や改善を行っています。目標が達成できたときには、生徒が合格したときとはまた違った喜びを感じますね。

(産前休暇に入る前、最後の出勤日の写真)

産休・育休取得前後の業務はどうしましたか。

入社して2校舎目の駅前本部校中学部で勤務し始めて3年目の年の11月に、産前産後休暇と育児休暇を取得しました。ですが、中学1年生のときから指導している生徒が受験学年の中学3年生になっていましたので、受験をサポートしたいという強い思いがあり、お願いして2月に一時復帰しました。そして質問対応や受験前の悩み相談などの精神的なサポートをして、合格を見届けた後で4月から改めて育児休暇に入りました。

(生徒から青木さんへの応援メッセージ)

育休中に取得した資格が評価され、新規事業の教室責任者に抜擢される。

育休中にNSGグループの「NSGさんきゅうプロジェクト」に参加されたそうですね。

子どもと一緒に2回参加し、NSGインターナショナルこども園ふるまちの職員の方から赤ちゃんとの遊び方のレクチャーを受けたり、母子のツーショット写真撮影会に参加したりしました。また、グループ内の管理栄養士の資格を持つ社員の方から離乳食や母親の食事についてのアドバイスもいただけたことで、母子ともに食生活を改善する機会になりました。職場復帰間近で参加した会では、先輩ママさんたちから復帰後の働き方や家事の分担についてのアドバイスをいただきました。

(NSGさんきゅうプロジェクトの様子:中央の右側が青木さん)

「NSGさんきゅうプロジェクト」の参加以外に取り組んだことはありますか。

育児休暇中に子どもを寝かしつけた後に、オンライン講座を利用して子育てに関する資格を取得しました。具体的には、母子手帳トレーナー関連の10種類の資格で、「知育トレーニング」「五感トレーニング」「言語発達トレーニング」などを取得しました。これらの資格取得で学ぶことは自分自身が子育てする時に役に立ち、かつ復帰後のキャリア形成にもつながると考えていました。産休中に新たな知識を得て職場復帰するタイミングと、会社が幼児教育事業「NSG CLAP」を新たに立ち上げるタイミングが運よく重なり、教室責任者という立場を任されることになりました。

「NSG CLAP」とは、どのような事業なのでしょうか。

新潟大学附属新潟小学校の受験対策専門の教室です。新潟大学附属新潟小学校の入学選抜試験を受験する際に必要な「筆記」「指示行動」「面接」の3つの対策を1つの場所でできる教室です。首都圏の小学受験市場で実績のある理英会出版のカリキュラム・教材・テストや、新潟県の小学受験対策に関して体系的に作り上げられた教材を使用し、現在の実力や合格の可能性をはかりながら受験生をサポートしています。ブランド名であるCLAPはそれぞれ「children」「limitless」「ability」「possibility」の頭文字で、「子供たちの無限の可能性を信じたい」という思いがこめられています。

どのような勤務体系で復帰しましたか。

2024年4月に時短勤務で復帰しました。8月の「NSG CLAP」開校からは水曜日から土曜日までの勤務時間を延長しながらも時短勤務を継続し、12月から通常勤務の曜日と時短勤務の曜日を併用しています。こども園のサポートを受けながら、夫と協力して育児に取り組んでいます。仕事と家事・育児の両立は大変ですが、子どもの笑顔を見ると疲れが吹き飛びますね。

試行錯誤しながらスタートを切る。

新校舎の立ち上げにあたり、何にこだわりましたか。

校舎の室内デザインについては、私の意見を取り入れてもらい、親しみやすさや清潔感を重視したカラーリングに仕上げました。また、ブランド名の「CLAP」には『拍手』という意味も込められています。子どもたちが新しいことに挑戦し、できることが増えたときには、『すごいね!』と拍手を送ることで、称賛するとともにその努力を承認したいという思いで子どもたちと接しています。

子どもたちや保護者の方からの反応はいかがですか。

授業に参加した子どもたちからは「楽しかった。また来たい」といった声をいただいています。また、みんなとても素直で、褒めると嬉しそうな様子を見せてくれますね。子どもたちが楽しめる雰囲気を継続するために、“まず自分が楽しむ”という気持ちを忘れずにいたいと思っています。
保護者の方からは、「授業に参加してから、子どもが自ら朝早く起きて勉強するようになりました」「授業で自分の名前を書いた経験がきっかけとなり、ひらがなに興味を持って自分から手紙を書きたいと言うようになりました」といったお話をいただいています。子どもたちの行動が変わり、「NSG CLAP」の教育を信頼していただけていることに、大きなやりがいを感じています。

新規ブランドを成功・発展させ、エリアをマネジメントする責任者になることが目標。

あらためてNSGアカデミーの魅力は何ですか。

立場や役職に関係なく自分の意見を言える社風が魅力です。また、今回のような新規事業や様々なプロジェクトに携わるチャンスが与えられる点や、自分がやりたいことに挑戦できる環境があることも当社の魅力だと思います。新規事業の立ち上げは会社としても大きな挑戦ですが、現場を預かる教室長として責任感を持つとともに、新たな挑戦にワクワクする気持ちも強いですね。

教育において、一番大切にしていることは何ですか。

子どもたちや保護者の方から信頼していただくことを一番大切にしています。大事なお子さんを預かる責任を感じつつ、常に創意工夫を重ねながら教育に取り組んでいます。また、日々自己研鑽に励み、指導力を向上させることで子どもたちの成長を後押しし、さらに信頼を築いていきたいと考えています。

今後のキャリアについてどのようにお考えですか。

当社の後輩の女性社員の将来の道標として、産前産後休暇・育児休暇を経ても活き活きと働ける環境があることを示していきたいと考えています。そのためにも、まずは「NSG CLAP」を成功させることが重要です。最初の青山教室を軌道に乗せ、将来的には教室展開を拡大し、エリア全体をマネジメントする責任者へと成長していけたらと考えています。

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