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国際外語・観光・エアライン専門学校が考えるSDGsの授業 ~学生が考える企業と連携した商品開発~
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花の種とコーヒーを組み合わせた、今までにない商品の発売が決定
―具体的な商品化はどのように企画を展開したのですか?
春日 コーヒーを抽出した後のカスを、堆肥などに混ぜると良質な土ができることが分かりました。それをシードペーパーに入れれば、さらにリサイクルになる。そこで、SDGsにも力を入れているコーヒーの販売店、株式会社鈴木コーヒー様と連携して商品化できないか…というふうに企画は進んでいきました。
―商品化に際してこだわった点はどこですか?
春日 ネーミングやロゴ、パッケージデザインなどすべての原案を学生が作った点です。結果、商品名は『BEANS‘N’BLOSSOM』に決定。鈴木コーヒー様への提案・発表は私が担当しました。 代表取締役社長 佐藤俊輔ら、「コーヒーに花の種をつけるというアイデアは社内会議で出たことはない。すごく新鮮だった」とお褒めの言葉をいただきました。
古沢 シードペーパーとセットで発売するコーヒー豆は、水を節約して環境にやさしい「レッドハニー製法」で行ったものです。また売り上げの3%を「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」に寄付する予定です。
春日この商品の紙箱はFSC認証紙という、持続可能な森林資源活用の認証を受けた紙を使用しました。FSC認証を受けた製品を使うことで、地球資源の保護に貢献でき、また消費者も、このFSCのマークが入った製品を買うことで世界の森林保全を応援できる仕組みです。
SDGsの授業「国際理解」の在り方
―今回、学生が授業を通して学べたことは何でしょうか?
古沢 当初は、SDGsは遠い所で起こっている課題と思っている面があり、大きな問題でわたしたちにできることは少ないと感じている学生も多かったです。しかし実際に授業を通して、身近なことからできるものだと学べたと思います。また、今回は企業の方と連携していくことで、企業目線のSDGsの視点で物事を見ることも身につきました。社会に出る前にそのような経験ができたことは貴重な経験ですし、学生の意識、そして行動が変わるきっかけになったと思います。
―2022年度のSDGsの授業はどのようなことに取り組みますか?
古沢 昨年度は『BEANS‘N’BLOSSOM』のマーケティングを行いましたが、今年度はブランディングという観点で、購買者を意識した展開を計画しています。
春日 学生たちによる販売店での販促活動や商品コーナーの装飾を考えています。またSNSで商品情報を積極的に発信していきたいですね。
古沢 この他にも「地域アイドルとコラボして地域活性化」、「JR東日本様とコラボして駅からハイキングで観光促進」、「新潟空港活性化で利用者増進」を予定しています。いずれもSDGs11の「住み続けられるまちづくりを」につながるよう、教員たちがミーティングを重ねてテーマを決めました。学生はいずれかを選び、チームに分かれて実施していきます。SDGsを通して、世界各国の社会問題にも視野を広げて授業に取り組んで参ります。
国際外語・観光・エアライン専門学校
新潟市中央区古町通7番町935番 NSG-スクエア5F
TEL:025-227-6330 / FAX:025-227-6331
https://www.air.ac.jp
新潟県内唯一の外国語(英語・韓国語・中国語)・観光・エアラインの仕事を目指す専門学校。アフターコロナの新しい時代で活躍できる社会人になるための授業内容の充実に力を注いでいる。
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