「コンピュータが好き」を原動力に進化を続ける。 情報セキュリティ対策で新事業の展開を目指す
株式会社ジェイ・エス・エス / 飯田 英之

2024.09.05 Thu
PROFILE
飯田  英之
株式会社ジェイ・エス・エス  バリュークリエイト部 部長
NSGグループの新潟コンピュータ専門学校に進学。卒業後、東京でデータセンターのオペレーターやシステムエンジニアとして6年間の経験を積む。2008年に新潟へUターンし、コピー機の保守・修理の仕事で専門知識と実務経験を深める。2017年に株式会社ジェイ・エス・エスへ入社しパソコンや周辺機器、クラウドサービスの販売・保守・運用サポートを担う。2020年に部長へ昇格し、チームを引率して業務を推進。2024年から情報セキュリティ事務局の責任者を務める。
「コンピュータが好き」という思いからICT業界を目指す。
新潟コンピュータ専門学校を卒業後、東京で経験を積み、新潟にUターン。独自の製品開発を展開するジェイ・エス・エスの企業特性に魅力を感じ転職。
顧客の要望に応えて提案できるように最新情報の入手を心がける。
入社3年で部長に昇進し、スタッフとの対話に重きを置いて業務を推進。
現代の課題であるセキュリティ対策を主導し、同プロジェクトの責任者に就任。
事業拡大を目指して準備を進める。
そんな飯田さんが持ち続ける、仕事に対する原動力とは。

ICT分野に深く携わるためにキャリア入社し、現在はリーダーとしてチームを牽引。

キャリア入社するまでの職歴と、ジェイ・エス・エスに入社した経緯を教えてください。

高校時代からパソコンが好きだったので、就職を見据えてNSGグループの新潟コンピュータ専門学校に進学しました。卒業後は東京でデータセンターのオペレーターやシステムエンジニアとして6年間の経験を積んで新潟にUターン。そして2017年にジェイ・エス・エスに入社しました。ICT分野にさらに深く関わりたいと思ったのがきっかけで、自社でモバイルアプリ等を開発していることにも魅力を感じました。さらには、専門学校時代にお世話になったNSGグループに貢献できることも入社を決めた理由の一つです。

現在はどのような業務に携わっていますか。

私が部長を務めるバリュークリエイト部は、パソコンやその周辺機器、クラウドサービス(例:Microsoft 365)の選定・販売・保守・運用サポートを行っています。主な顧客はNSGグループの学校法人です。また今年度からは情報セキュリティ関連の部署を立ち上げて、その責任者を務めています。

バリュークリエイト部の部長に就任されてどれくらい経ちますか。

就任してから3年です。現在は15名のスタッフがおり、スタッフの売上達成のサポートとタスク管理が主な仕事です。部内のルール作りにも注力し、チーム全体の業務の効率化を図っています。

変化を恐れず進化し続け、お客様にご満足いただける提案を。

仕事でやりがいを感じるのはどのようなときですか。

入社前の仕事では特定のメーカーの製品を販売することが多かったのですが、現在はお客様のご要望に合わせた製品を調べて提案することが主で、お客様にご満足いただけたときの喜びが大きいため、やりがいを感じています。また常に新しい提案ができるように、展示会に行くなどして最新情報を積極的に入手するように努めています。

株式会社ジェイエスエスの飯田部長

どのような提案がお客様に響くとお考えですか。

例えば、現在の主要な競合はAmazonなどのオンラインストアですが、それらは迅速かつ低価格での提供が強みです。対して私たちが行っている製品選定は、人が介入するからこその的確さや、アフターサポートの手厚さが特長だと思っています。実際にお客様から「ジェイ・エス・エスを選んで良かった」という嬉しいお言葉をいただいたこともありました。このような付加価値のある提案力を高めて、次の営業・販売につなげていきたいですね。

仕事をする上で大切にされているモットーはありますか。

「現状維持は後退するだけ」ということを意識しています。ICT業界は日々進化しているので、現状維持は後ろに向かって進んでいるようなものです。常に変化を恐れず、進化し続けることが重要です。だからこそ、現状に満足せず、常に改善し、お客様に最適かつ最新な提案ができるようになればと思っています。

最新のセキュリティ対策に注力し、新たなビジネスの創出を目指す

現在、特に力を入れている業務があれば教えてください。

特に「情報セキュリティ対策」に注力しています。情報セキュリティは単に技術的な対策だけではなく、人的な要素も欠かせません。特に、情報を安全に保ち、正確に管理し、必要時に利用できるようにするため研修に力を入れています。今後、情報セキュリティの重要性はさらに高まると考えています。そのため、ジェイ・エス・エスでは「ISMS認証(情報セキュリティマネジメントシステム認証)」を取得し、日々の業務を見直し、改善を続けています。

ISMS認証について語る株式会社ジェイエスエスの飯田部長

それはバリュークリエイト部が運営しているのですか。

ジェイ・エス・エスの各部署から横断的にメンバーを集めて、私が責任者を務めています。 ISMS認証とは、企業や組織が情報セキュリティを守るために必要な基準や手順を定め、それを適切に運用していることを外部機関が認証する制度です。この制度では、基本的方針の決定や継続的な改善を求める要求事項に応えること、そして93項目の管理策が実行され、評価・改善されている事が、外部機関によって毎年審査されます。例えば事務所への入室の管理方法などの物理的セキュリティ対策や、業務で使用する端末を認可された人だけが使用できるようにするソフトウェアやシステムの管理などです。それぞれの管理策に対して、具体的な対策を決めて実行しています。

自社でのISMS運用のノウハウを踏まえ、NSGグループ全体の情報セキュリティ意識を高めるため、NSGグループの本部がグループ全体の社員・職員向けに開催しているICT勉強会で「情報セキュリティ対策」の講座を担当しました。多くの企業で情報セキュリティ対策の必要性は理解されていても、具体的な対応方法や担当者の不足が課題です。

ハードルが高いと思われている情報セキュリティ対策ですが、まずは第一歩を踏み出していただくような内容でお話しをさせていただきました。

この取り組みを踏まえ、将来的にはNSGグループ法人をはじめ、グループ以外の企業や組織に対して情報セキュリティ対策の運用をサポートするサービスを新たな事業として展開していきたいですね。

仕事を通じて実現したい目標は何ですか。

NSGグループ全体のICT機器の調達や運用を一手に担い、スケールメリットを活かした効率的かつ効果的な業務運用、情報セキュリティ意識の向上を目指しています。当グループのような規模において管理運用ができれば、グループ外、地域内外への展開も可能なはずです。そのような事業拡大に向けての準備を着実に進めています。

新潟へUターンしてオンもオフも充実した生活を送る。

ジェイ・エス・エスでの働き方の魅力を教えてください。

当社の働き方はとても自由です。育児や介護のための休業制度に加え、フレックスタイム制やリモートワークなど、多様な働き方ができる環境が整っています。そのため、自分の都合に合わせて出社や退社ができ、自宅でオンライン会議や作業を行うことも可能です。各自が自分の予定を立て、行動するのが基本です。PDCAサイクルを意識し、計画的に業務を進める中で、常に挑戦し続ける環境が用意されています。

新潟にUターンして生活してみていかがですか。

新潟での生活は空気が清々しく、満員電車で通勤することもなく快適そのものです。それに自然が豊かなので、趣味でキャンプを楽しみ、家族や友人との時間を大切にしています。このようにワークライフバランスが取れているので、ふるさとにUターンして本当に良かったですね。

ワークライフバランスが充実している株式会社ジェイエスエス

これから会社を成長の核となる、若い世代に期待することは。

若い世代には、仕事への興味を持ち、常に挑戦してほしいです。私自身、パソコンが好きでこの業界に入りましたが、“好き”は仕事の原動力になります。仕事に対して持続的なエネルギーと情熱を持って、積極的に取り組んでほしいですね。

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