- What's NSG
- チャレンジ
肉代替食品の大豆ミートでコース料理を開発。 健康意識の向上に取り組む。
- 事業領域
- 食
食を通じてお客さまの健康づくりをお手伝い。
― お召し上がりになったお客さまの感想はいかがでしたか?
関 多くのお客さまから、「おいしい、お肉と変わらない」というお褒めの言葉をいただきました。大豆ミートがどうこうというより、味そのものを評価していただきました。おかげ様でコンスタントにご予約いただけています。選んでいただいた理由としては、「今後は健康を考えた食事をしなければ」と思われている方が多いようです。そうした健康志向の方々のために、少しずつメニューのバリエーションを増やしていく予定です。
― どのようなきっかけで「健康」をテーマに考えるようになったのですか?
関 もちろんシェフとして、これまでもおいしいだけではなく、「健康」を考えながら料理をしてきましたが、子どもが生まれたことが、食の大切さをあらためて考えるきっかけになりました。「食が体を作る」。それは当たり前のことですが、どれだけ気をつけてきたか自問自答しました。おいしいものを作るのと、体に良いものを作るのは視点が別ですからね。それをお客さまに理解を深めてもらうために「薬膳料理」のフェアを始めました。合わせて薬膳に関する講師を招いて講演会も。おかげ様で毎回盛況です。このような企画を通じて、健康意識を高める活動ができればいいですね。
―イタリア軒が健康に関する取り組みをする意義とはなんでしょうか?
関大豆ミートは健康のため、お肉が食べられない方の食材と思われていますが、食糧問題を解決する食材の一つでもあります。また、食肉と比べ環境負荷が少ないというメリットもあります。食を通して様々な社会課題に目を向けてもらうことにも意義があると思います。当ホテルが以前から大切にしている“新潟の食と文化の発信基地”というテーマにも合致する取り組みだと思います。
創業150周年に向けて、新しいチャレンジを続けていく。
―他に新しい食材を取り入れたコースはありますか?
関マイコロジーテクノ㈱が培養した栄養豊富な「白雪茸」のスープの開発やフルコース料理などにトライしてきました。まだまだ知られていない付加価値のある食材はありますので、積極的に使用していきたいですね。健康に限らず話題を発信し続けることも大切なことだと感じています。
― これから料理人として、また副料理長としてチャレンジしたいことは?
関 私がイタリア軒に赴任して約3年。話題性のある新しいメニュー開発や今までにないイベントに取り組んできました。2024年には創業150周年の節目の年が待っています。これからもシェフとして、また一企業人として、イタリア軒のファンになってもらえるようなチャレンジを続けていきたいですね。
株式会社イタリア軒
明治7年(1874年)の創業以来、長きにわたる歴史を重ねてきたイタリア軒は、その積み重ねた歴史と共に、さらなる挑戦をし続けています。現代の幅広い趣味嗜好を持つお客様に対して、“新潟の食と文化の発信基地”として、お客様への発信力を高めて、お客様が来館するたびに新しい発見をしていただき、従来あるホテルの癒しという価値観だけでなく、ワクワクするような、魅力あるホテルづくりを行っています。
〒951-8061 新潟市中央区西堀通七番町1574番地
TEL:025-224-5111 / FAX:025-224-7679
http://www.italiaken.com/
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